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Confrontation(宍戸)




「今日は一段とすごいなあ…」










Confrontation










今日は名前の想い人、宍戸亮の一年に一度の誕生日

それがあってか、今日のテニス部のギャラリーはまた一段とすごい
3年生は卒部しているのだが、面倒見の良い宍戸はたまに部活に顔を出しては後輩の指導をしている

そして今日も…

そんな宍戸の姿を名前はただただ屋上から見守っていた





「…渡せないよ、プレゼントなんて…」





上から見ているだけだと自分が虚しくなってしまうためフェンスに背を向け座り込んだ


はあっと深いため息を吐き、空を見上げる

青々とした雲の見当たらない空が逆に嫌に感じた





「よく騒げるよなー…ファンクラブの人って」





気分を変えようと音楽プレーヤーに手を掛けた時、かすかではあるがトン、トン、と階段を上がってくる音が聞こえた

聞こえなくなったかとおもえばガチャっとノブが回り、ギギギっと重たいドアが開く





「?………!?」

「!苗字、いたんだな」

「し、しど君…おは、よ」

「はよ」





タイミングが良いのか悪いのか、現れたのは想い人

気まずい雰囲気が一瞬漂ったが、なぜか宍戸は何も言わず名前の隣に同じように座り込んだ


名前の心臓は今にも飛び出そうなほど
しかし驚くほど脳は冷静だった





「どうしたの?…屋上に来るなんて」

「あぁ、ちょっと疲れてな」

「…人、すごかったもんね」

「勘弁してほしいぜ」

「毎日毎日、すごいよね」





毎日毎日屋上で練習を見ているのは自分も一緒なのだが…
と心の中では思いながらも何も言わないでおく


隣に座ってはいるが一度も合わない目
合わないというより、合わせられない目

ただ今日だけでも、今だけでも独り占めしたい…

重い口をなんとか開く





「あ、のさ…」

「なんだ?」

「今日、誕生日…なんだよね」

「!!…おう」

「あの…おめでとう!」





勢いよく差し出したプレゼント

驚いた顔をしたのだが、宍戸はそれを受け取った

名前は下を向いているため知らないのだが、宍戸の顔も名前に負けず劣らず赤い


恥ずかしくてたまらなくて、またも目を合わすことなく宍戸に背を向ける


ふと気がつくと背中が重い
宍戸が背中合わせに座っていたのだ

勿論名前は吃驚するわけで…






「っあ、あのっ…」

「…ありがとよ」

「っ!!」

「……毎日ここに居んのか?」

「…うん」

「じゃあ…」





そう言うと軽くなった背中
思わず振り返るとようやく合った目

そして宍戸が発した一言に次は目を離せなくなった……







「また明日も来るな…」











END















〜反省〜
さあ、2011年の宍戸亮誕生日記念小説です。
おめでとう!

もう、わけがわけめでさーせんね。

携帯からの更新ですので見にくいところがあれば指摘下さい。
ま、すぐにパソコン触ると思いますが…←

宍戸さん好きなんすけどね…
まあなかなかネタが浮かばなくてね…
氷帝に屋上ってあるのだか
ま、氷帝に限ったことじゃあないが←

タイトルはまんま「背中合わせ」です。

あー、もっと文章力下さい。
今年のクリスマスには文章力をプレゼントして下さい(蹴


あ、管理人部屋に精市様増えました。
壁には総勢8人の精市様が(笑

寝起き毎日幸せですぞ←
ただそれだけの話(蹴


さて、改めて本日は宍戸亮君と六角中の黒羽春風君のお誕生日でした!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2011/09/29(THU)




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