ふわり（白石）
雲ひとつない青空
ふんわり陽気の４月１４日
ふわり
おそらく四天宝寺中の新学期になってから一番最初の一大イベント
白石蔵ノ介の誕生日
女子生徒は勿論の事、女教師もこの日ほどメイクがケバい日はない…
「……きんちょーう…」
「うわ、春なのになにその汗」
「そんなんいわれたかてさあぁぁぁ……」
「アンタ言うたやん。今年こそアタックかけるて」
「言うたけど…」
お気づきだろうか
今の会話の通り、苗字名前は白石蔵ノ介を想っている
想い続けてもうどれくらいになるのだろうか…
しかし実はと言うと、白石とは朝のおはようのあいさつ程度しか話した事がない
親友と話す名前の顔は何もしていないにも関わらずまあ汗だくで赤い
「せっかく同じクラスなんやしさー、渡して当たって砕けりゃええやん」
「砕けたないよー…」
「たとえやん。たとえ」
名前の通学鞄には彼が好きだという若草色の用紙に包まれたプレゼント
彼女の意向で中身は言わないでおくことにしよう
出す素振りの見られないプレゼントは心なしか悲しそうで
乱雑に詰め込まれた教科書につぶされそうになっている
「あ、来た。…うわ、なんやねんあれ」
「………撃沈。」
「いや、言葉にして言わんでも」
「…爽やかやわぁ…」
「おい。どさくさにまぎれてニヤけんな」
少しだけざわめき立つドア付近
お目見えしたのは本日の主役、白石蔵ノ介
部活をしてきたのだろうか、額にはうっすらと汗の姿が
そして両手にはいっぱいに詰まったやや大きめの紙袋が…
クラスメイトも今日ばかりはと渡すプレゼント
嫌な顔一つしない白石に、勘違いする女子がまあたくさん居るとか居ないとか…
「ほらー、ほらー。みんな渡してんで」
「……っやっぱ無理！無理無理無理！！！」
「…このヘタレ」
「ヘタレちゃうし！」
「アンタ忍足よりヘタレやわ」
「へぇー、苗字さんは謙也よりヘタレさんなん？」
「「っ！？！？」」
どこから現われたのか白石
にこにこと微笑み、しれーっと会話に参加している
…なぜこの二人の会話に入ってきたのかはかなりの謎だが
「んで、どんな所が苗字さんはヘタレさんなん？」
「え、と…あの、うんっと、その……」
「今この瞬間やね」
「ははっ…なるほどな」
「ちょ、えと、えと…う、」
さらに紅に染まる顔
面白がってかなになのか、白石は名前の顔を覗き込んでは笑っている
そして親友は空気を読んでか何なのか、わかりやすーい嘘をつき二人きりにさせる
「せや、おはよーさん」
「お、おは…よ」
「なんでそんなどもるん？」
「な、なんで…こっち、に…きたん？」
「質問を質問で返したあかんよー」
Ｓっ気炸裂な白石
確実に距離の縮まる二人
まあ、クラスメイトはほほえましく見ているので良いとしよう
ＳＨＲのチャイムが鳴るまで後５分
「…ええ、と…ですね。」
「はい。なんでしょ」
「……おおお、たん、じょび…おめ、でと…」
「………っククッ…っぷあはは」
「！っ、なん、よっ！！」
「自分、ホンマ可愛いなぁ」
不意に撫でられる頭
反応する事もなく、フリーズしてしまった名前
未だ笑っている白石と、遠目で見ている親友
ようやくかとほほえましく見つめるクラスメイト…
全てはグルで、知らず気が付いていないのは名前だけ
「もー言うな。オレなあ、名前のことめっちゃ好きやねんか」
ＥＮＤ
〜反省〜
HAPPY BIRTHDAY！
KURANOSUKE SHIRAISHI!!
まずお久しぶりです。
そして2011年白石蔵ノ介の誕生日記念小説です。
しかしもーなにがなんだかです。
管理人忙しくてね。
本当はさ、8日に精市様をする予定でいたわけですよ。
管理人の愛して愛して愛してやまないさちんさんのお誕生日でしたからｗ
けどですね、忙しすぎたー。←
久しぶりに反省書くからわっかんね←ぇ
なに書くっけ。
あぁもう色々書く事多すぎてわかんねーや。
とりあえず言える事は白石誕生日おめでとーってことｗ
うーん。次はいつになるかしら…
できれば丸井氏の誕生日にできればいいんですけどね。
仕事中に考えようかな(蹴
あー、とりあえず休みが欲しいね。
とりあえずゆっくり妄想できる時間が欲しいね。
名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
2011/04/14(THU)
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