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Gracias(幸村)





初めて話したのは入学式の日










Gracias










まだ真新しい制服を身にまとい、そわそわしていたのは皆同じ

クラス発表があり皆それぞれが教室へ向かう


私立である立海には小学校からの友達はいなく、何もかもが初めてであった名前




周りに置いていかれまいと必死に集団の後をついていく

そのときひとつの難関



比較的背が低めの名前に与えられた下駄箱は一番上
背伸びをすれば下の段がギリギリ届くが、上の段は完全に触れもできない


せっかくついていった集団が離れていってしまった時、横から声がかかった



これが全ての始まり







「手伝おうか?」

「!…えと、あの」

「一番上でイイのかな?」

「あ、はい!ありがとうございます」

「どういたしまして」






少しソプラノがかった柔らかな声

横に立っていたのは声に似合った美しい、男子


名前からローファーを取るといとも簡単に下駄箱に入れてしまう







「あ、えっと…お名前は?」

「ふふっ…そのうちわかるよ」

「??…って、ちょっ…!」

「じゃあまたね。名前ちゃん」

「!!」








なんとも不思議な彼

そのうちわかるとはどういう意味だろうか…

と思っていたが、実際すぐにその意味が理解できた



なぜなら同じクラスであったため

てっきり先輩だと思っていた名前は仰天
HRの自己紹介の時にはにっこりとほほ笑まれてしまった






「幸村精市です。テニス部入部を希望してます」







幸村精市

名前の頭にすぐにインプットされた


そして彼を好きになるのに時間などかからなかった




彼と両想いになったのにも、時間はかからなかった…












「…あの時、なんで私の名前知ってたの?」

「それはもちろん名前が好きだったから…」

「うそばっかりー…どうせ名札見たとかでしょ?」

「…分かってるなら聞かなくていいでしょ」







そして今
幾多の試練やら危機、問題を乗り越え平凡に過ごしている

大きな喧嘩もなく、友人等からはうらやましがられる存在となりつつある2人
これと言った倦怠期もなく、毎日同じように…
むしろ愛は深まっている一方







「でも、そこで名前を好きになったのは本当だよ?」

「!…」

「ふふっ…テニス以外の目的で学校に来るのも、悪くないなって思えたしね」

「精市…」

「ありがとう」

「っ…わたしこそ、ありがと…」







特別な日でなくとも言える感謝の言葉

お互い思い続けているから言える言葉




出会えたことに、ありがとうを……












END















〜反省〜
∞mangrove∞
2!!!

いやー…
一年早い!!
てか二年早いっ!!!

おめでとうございます☆
ありがとうございます☆←


記念すべき二周年目はやはり精市様でしょうw
これまであらゆる人の誕生日とかぶって大変でしたから←

いやー…
タイトルまさかのスペイン語w←
ちなみに内容はまるでないです☆(蹴


ただ一言、ありがとうと言いたいのです!
こんな管理人の駄作駄文を毎回毎回読んでいただいて、
本当にありがとうございます!
管理人の励みになります…

これからもまた更新続けていきますので、
よろしければまた読んでってやってください☆


さて、本日は日吉若君のお誕生日です!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2010/12/5(SUN)




あきゅろす。
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