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満点(仁王)




それは部活が終わってからの事










満点










教室に課題を忘れてきた私は足早に教室まで取りに行った

自分のクラスの電気がまだついていたから、まだ誰かいるんだ、などと思いながら階段を一段飛ばしで駆け上がる


教室の前までつき、しまっていたドアを開けようとした時、中から声がきこえてきた

声の特徴からして男子
数人かがいるようだった

気にせず開けようと思ったのだが、その内容からできなかった






「お前はこの学校で誰が可愛いって思う?」

「俺かー、俺はA組の高山かな」

「あー、わかる!ちょー可愛いもんな」

「仁王はどうなんだよ?」






クラスでも目立つ部類にいる男子と、珍しくその中に仁王がいるらしい

なるべく人と関わらない仁王が珍しい、などと思いながら目的を忘れて話を聞き入ってしまった







「…苗字名前」

「え?」

「やから、苗字」

「えー?苗字かよー」

「まあ確かに顔は悪くないけどよ」

「なんか地味じゃね?」






単純に驚いた
仁王の口から自分の名前が出てくるなど思ってもいなかった

というか、周りの人たちは遠慮がなさすぎやしないか…
言いたい放題言われてるよ自分






「地味だよなー、どこにでもいそうな感じ」

「分かる!惜しいんだよな」

「60点って所だな」

「中途半端ー」

「………」






だんだんと仁王の声だけが聞こえなくなった

興味がなくなったのか、と思っていたら中の一人が仁王?と声をかけた







「どうしたんだよ、」

「帰る」

「ちょ、おい!いきなりなんなんだよ」



「自分の好いとる奴バカにされて、イイ気分になる奴がどこにおるんじゃ」



「!!…に、おう……」






思わず声を出してしまった

それほど大きな声ではなかったからよかったが、明らかに足音はドアに近付いてくる


そして、ガラッとドアが開き仁王と目が合った






「!!…苗字」

「……ごめん、聞いちゃった…」

「…苗字は120点じゃき」

「!?」

「アイツらの言うことなんか気にするんじゃなか」

「……うん」






頭にのせられた彼の手は心なしか熱く、火照っているようだった



課題なんてもうどうでもよくなる

今はただ、この時を大事にしたい―――












END















〜反省〜
HAPPY BIRTHDAY
TO YUKI MASUDA!!

と言うわけで、増田裕生さんのお誕生日です!
おめでとうございます☆

ですので仁王ちゃんです。
乙女チック仁王ちゃんですw(蹴

本日は調子に乗って2作更新してしまいました…
余裕ないっていうのに(汗
よろしければもう片方の岳人もよろしくお願いいたします!


そして、本日は管理人のお友達様の大好きな某Sさんのお誕生日でもありまして…
昨日本日とまー忙しい(慌

無事に終わりほっとしております…


さて、本日は仁王雅治役の増田裕生さんと、向日岳人くんのお誕生日です!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2010/09/12(SUN)




あきゅろす。
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