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ドタバタサンデー(白石)



「・・・うああぁぁーーん!!」


「あぁーっもう…」









ドタバタサンデー










それはちょうど1時間ぐらい前のこと・・・









「あれ、亜子さん。どないしたの?」


「名前ちゃん、おはようさん」


「おはよー」



私の家に、親戚の亜子さんが来ていた


そこまでは良いんやけど・・・




「あら、名前。もう起きたん?」


「うん・・・!?お母さん、誰?その子!」




私のお母さんが身に覚えのない赤ちゃんを抱っこしていた





「この子は亜子ちゃんの子の章くん」


「え、亜子さん子供居てたん?」


「そやでー、1年前に産んでん」




知らんかったわー・・・

て、そこやなくて




「名前さー、章くんの子守り頼める?」


「へ?」


「今から2人で出かけたいねん」




イヤイヤ奥さん!!私一人っ子ですよ?

できるわけないでしょう!





「アカンアカン!やったことないし」


「・・・なら、引き受けてくれんねやったら5000円あげるわ」

「やる(即答)」






あ、金で釣られた・・・

悪い癖出てもーたわ…





「なら頼んだでー」


「え、もう行くん?」


「必要なものはその鞄の中にあるから」


「じゃあねー」



≪バタン≫






「行ってもーた・・・」



「うあ?」

「章くんやっけ…?」



どーすればええねーん・・・



「とりあえず、なんかして遊ぼっかー・・・」


って遊び始めたんは良いんやけど



突然






「・・・っうああぁぁぁーーん!!!」







って泣き始めた・・・



「あぁーっもう…」






♪〜♪〜♪




電話?こんな時に誰やねん・・・







「・・・もしもし」


「・・・なんかえらい機嫌悪いな。電話せえへん方が良かった?」








救世主出現!!









「そんなこと無い!!寧ろありがたい!ちょっと来てくれへん?」


「面倒くさ…」


「えぇー…頼れんの蔵ノ介しかおらんねん」





電話をくれた救世主“白石蔵ノ介”は彼氏であり聖書



・・・つまりは何でも出来る←








「てか何があってん」

「子供の子守りしてんねん」

「誰の」

「親戚の」

「幾つ」

「1歳」

「ちっさ!!」

「私一人っ子やからよーわからんねん!蔵妹さん居てへんかったけ?」

「居てるけど子守りしたことは無いわ」




彼女が困ってるというのにこの毒手は・・・








「じゃあ蔵は私に会うん嫌なん?」

「んなわけないわ!」

「なら来てぇや…」

「(なんちゅう可愛えぇ子や…)待っとり、すぐ行く」

「流石蔵ノ介!!聖書なだけあるわ」

「関係ないやろ」





大有りやお兄さん!






「ほな来てな♪」




って喋っとる間も泣きやめへんな・・・







≪ピンポーン≫



「早っ!!」

「名前ー!愛しの蔵ノ介様が来たったでー」






そこまでは思ってへん←






「蔵ぁーええから入ってー…」




「うおっ、本間にちっさいな…」

「さっきから泣き止めへんねん…」

「名前が怖いんちゃうん?」

シバくぞ毒手

「嘘やって。ほら、あれやん」

「あれって何や」

「赤ちゃんが泣くときはお腹すいてるとか、オムツが濡れてるとかちゃうん?」





・・・そーなん!?






「何で知ってん?」

「何でて、家庭科でやったやん?」

「覚え無い」





流石聖書やわ・・・


一々授業の内容なんか覚えとれんわ←





「・・・まぁ、どっちかやろうな」


「ミルク・・・は飲んだんかな?分らんな」

「(クンクン)…オムツっぽいな」

「嘘ぉ…(クンクン)…ぽいな」










ちょーっと待て










「オムツなんか変えたこと無いねんけど」

「俺かてあらへんわ」





どうする私、どうする章君・・・







「とりあえず用意するわ…」

「今付けてんの見て真似するしかないな…」

「ですね・・・」



















あれから数十分後←




蔵と私が必死にオムツを取り替えたおかげで章君も泣きやんだ










「めっちゃ疲れた・・・」

「俺も・・・」

「あ、寝てもーた」

「本間や」




必死に取り替えたんにスヤスヤと・・・


でも、めっちゃかわえぇなぁ…









「蔵って何でも出来んねんなー…」

「いきなり何やねん」

「いや、様になってたなぁーって」





かっこええのに何でもできるなんてありえへんやん!






「名前やっていずれなんねんで?」

「・・・想像つかんな」

「なら想像つかせたろか?」








何や、そのいやらしい微笑み方は








「いや、結構」


「何やねん、つまらんなー」

「つまらんとかちゃうやろ」

「なら予約やな」




「予約…?」


「おー。元気な子産んでや♪」











な、なんちゅうことをーー///











「・・・が、頑張ります…///」


<ギュッ>




「く、蔵?」






これは反則やろっ///






「なぁー、俺の奥さん?」







キャァーー///←末期







「は、はい!」



「……うああぁぁーーん!!」


「「あ…」」





ちょっと惜しいけどナイス章君!





「今度はどうしてん?章」







あ、今の蔵良い!






こんな生活もエエかもなー・・・











END















〜反省〜
バレキス記念…とかこじつけて白石です。
いやぁー、白石のバレキスはまぁー可愛いですね☆
皆さんも一度♪笑

ってか、白石に見え(?)ますでしょうか?
管理人は東海地区の人間なので関西弁はさっぱりですが
っぽく書かせていただきました。

表現が違う!とかありましたら、遠慮なくどうぞ★


ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2009/02/04(WED)




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