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私だけの(宍戸)




キャーキャーと黄色い悲鳴が聞こえるある一帯の地域










私だけの










それは言わずもがなテニスコート
生徒会長を兼任する部長の人気を筆頭に、レギュラーの部員は皆人気がある

それはビジュアルの問題も含め






「はあ…」

「嫌そうな顔してんね」

「だって嫌だもん」





それを良く思っていない人も勿論いる
彼女、苗字名前もそのうちの一人

名前はひそかにクラスメイトである宍戸亮に恋焦がれているから


あまり目立つタイプではなく、あんな集団の中に飛び込める訳もない名前は、見るのも嫌だった
しかし、宍戸の姿は見ていたいがため、テニスコートがよく見える教室で友達とともに毎日放課後喋っているのだ

ちなみに言えば友達はさほど興味はないらしい






「なんで名前は宍戸君を好きになったわけさ」

「うーん…意外と、優しかったからかな」

「そうなの?」

「もー、宍戸君の良さ理解してないでしょ」

「正直ね」






本当に興味がない様子の友達

その友達が気にくわなかったのか、思いつくだけ宍戸の事を話し出す名前







「テニスだって凄いんだよ?」

「へぇ…!あっ」

「自慢だった長い髪切って直談判して」

「ちょ、名前」

「ダブルスでは怖いものなしで」

「ねぇ、名前ってば」

「とにかく宍戸君は笑顔が素敵なんだって!」

「名前!!」

「なに、もう。またちゃんと聞いてなかったんでしょ」






そう名前が友達に言った時、明らかに友達のいない方向から声が聞こえた






「…聞いちまったんだけど、よ」

「!!!!」






声がする方を振り向けば、そこにいたのは今名前が熱く語っていた宍戸で
話を聞いてしまったようで、なんとも言えない苦笑いを浮かべている

この瞬間名前の思考回路は停止

宍戸は気まずそうに教室を後にしようとする






「ま、待って!宍戸君」

「なん、だ?」

「…今度、試合…見に行っても、良い?」

「!……おう。待ってるぜ…」






顔を真っ赤にさせて走り去っていく宍戸

顔を真っ赤にさせてその場にへたり込む名前


関係が変わるのは、恐らく時間の問題で、そう遠い未来ではないだろう












END















〜反省〜
HAPPY BIRTHDAY!
TO TOSHIYUKI KUSUDA!!

と言うわけで、楠田敏之さんお誕生日おめでとうございます☆
……41歳だと!?

若いですねぇ…
そして、素敵ですねぇ…←


お久しぶりに?
宍戸です。
今回は結構ましな作品になったかと…

って管理人を褒めてあげないと次に繋がらないので(蹴

思いの丈を聞かれてしまうというなんという展開←
タイミングが良すぎるのは小説故←
皆さまはお気をつけくださいませ…

そして管理人←
情けない事に首を寝違えて痛いです(涙
なんかもう体中いたいです。
でも更新は続けますよ!

まあ、首も痛いところでこの辺で…


さて、本日は宍戸亮役楠田敏之さんと、ジャッカル桑原役檜山修之さん
さらにはミュージカルで山吹中の千石清純を演じられた方のお誕生日でした!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2010/08/25(WED)




あきゅろす。
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