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あなたの背中(切原)





「きゃー!先輩ー!!」










あなたの背中










立海大附属1年
苗字名前です…


けど、今はそんな事どうでもいいんです!!





「まーまー、ちゃんと掴まっとけよ!」






私は今赤也先輩の漕ぐ自転車の荷台
つまりは2人乗りをしてるんです



でも赤也先輩の漕ぐスピードが速すぎる!!






「す、スピード落として、くださいぃー…」

「無理ー。ほら、もっとしっかり掴まんねぇと」







そんな事言われても…

ちょこっと知り合っただけで彼女ってわけじゃないし…


でもスピードは緩めてくれないしっ!






「なーにしてんだよ、ほら」

「わっ…」







赤也先輩は強引に私の手を引っ張る

勢いよすぎて背中にぶつかった







「(先輩の背中って…)」






大きくって暖かい…



……はっ、いかんいかん
抱きつきに行く所だった…






「…名前?」

「ぅわっ、はい!?」

「(笑)なんだよその返事」






なんでもないですー
って言うと

見栄張んなくていいですー
って言い返された…






「てかどこに向かってるんですか?」

「んー、内緒」

「えぇー…教えてくださいよー」

「んー…強いて言うなら…       」






……え?

聞き取れなかった…






「すみません…聞こえませんでした…もっかい言ってください!」

「ちゃんと聞いとけよ…」

「聞こえなかったんですー…」






帰り道とは明らかに違う道をするりするりと抜けていく

工事とかしてるんですから聞こえなかったりもしますよ…







「だからー、2人きりになれる所?」

「!!」






それって…
どういう事ですか?
どういう意味、ですか?





「それ…」

「……察しろ」

「…私、ばかなんでちゃんと言ってくれないとわかりません…」






……って言えばなんて返してくれますか?


生意気な後輩だって、思いますか?




……関係、変えませんか?






「…ばーか。そんな奴にはっ」

「!!きゃー」





速い速い速い!!
スピードあげないでください!!





「はいはい掴まったー」

「はいぃー…」

「名前ー」

「はいー…」




「………好き」





「!!…はい!」






その言葉は、あなたの背中から…












END















〜反省〜
さて、お久しぶりな短編でしょうか…
そしてお久しぶりの赤也ちゃんでしょうか…

今作は初の後輩設定です!
つか1年生設定ですね…

赤也ちゃんっていうと結構先輩相手とかが多かったりするので
あえての後輩ちゃんにしてみました…

まあ、気に居るか気に入らないかは、貴女様次第です(蹴


さあ、テニフェスのDVD発売までもう一週間ですね!
あの興奮がよみがえってまいります…!!

あぁ来月はゲームの発売に(勿論予約しましたとも)
再来月は管理人の愛してやまない幸村君のBIRTHDAYミニアルバムの発売ですしww
てか誕生日ですし☆

忙しくなりますなww


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2010/01/21(THU)




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