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Shining shooting star(幸村)





「ふたご座流星群?」










Shining shooting star










「そう。流れ星が見られるんだ」






その誘いを受けたのは放課後の事

なんでも今がふたご座流星群の見えるピークなのだとか…






「見たいなぁー…」

「ふふっ…名前ならそう言うと思った。よかったら一緒に行かない?」

「行きたい!」

「じゃあ決まりだね」





そんなこんなで即決デート
普通の休みの日に行くデートとは一味違う夜のデート






「寒くない?大丈夫?」

「うん。へーき」






見慣れているはずの彼氏の姿もなんだか一味違うように思える
私服姿が新鮮なのと、それと同時にそれが夜であるから…



そして2人は人気の少ない静かな堤防に腰を下ろした






「あ、名前…ここにおいで」

「………うん」





名前がためらったのも無理はない
幸村がこことさした場所は自分の足の間



そこへ座ったことで名前は幸村に後ろから抱き締められる形になった






「…背中が暖かい」

「うん。俺も…こうやってくっついてると凄く暖かいね」

「うん…」





会話をしながら天を見つめる


しばらくすれば自然と会話がなくなり天を見つめることに集中しだす





するとほんの一瞬、天に一すじの光が走った






「「あっ、」」






お互い思わず声を漏らす

これを皮切りにそのあと立て続けに数本の光が通った






「すごい…私、流れ星なんて見たの初めて…」

「俺も初めてだな…何度見ても幻想的だね」

「そうだね…」






西から東、南から北
あらゆる方向から光が走る

短いものから長いものまで
ありとあらゆる光の橋






「満足した?」

「うん…あ、これって、願い事とか言ってもいいのかな?」

「さあ…いいんじゃないかな?」

「じゃあそれまで待って?」

「もちろん」






再び先ほどの姿勢になり天を見つめる





しかし、先ほどとは違いなかなか光が流れない

5分、10分と時間が過ぎていく






「まだ粘る?」

「うーん…どうしよう…」






そう名前が粘っている時、今までで一番長い光が天を駆ける






「「あっ、」」





本日二度目
揃えて声を上げる






「願い事は言えた?」

「うん…若干ね。でも満足」

「そっか、それならよかった」

「誘ってくれてありがとね」





冷え切った手と手を重ね帰路につく


幸村は名前がどんな願いを言ったのか気になったがそこはあえて聞かないことにした

それはそのうち分かるだろうと悟ったため





名前の願い…それは






「また2人で見られますように…」












END














〜反省〜
お久しぶりの短編管理人の愛してやまない精市です!!
そうです!
ふたご座流星群のお話です!
そして管理人の愛してやまない精市のお話です!←

幸村君はもう、ロマンティックなことが似合いそう…
というか似合う!←

……ねぇ(蹴

管理人がふたご座の人間なのでちょっと親近感沸いてみたり…(何故


皆さまは見たことありますか?流れ星…
管理人はありますよ!
これまた数年前のふたご座流星群のピークだった日にお庭で父と姉と三人で
お空をぽけぇーっと眺めておりました…
見えたなぁー…

一回見てみてはどうでしょう?
リアルタイムで見ていらっしゃる方は本日ですよ!


そして本日よりTOPに拍手をおいてみました!
気軽に押してやってください…
あるお方がお出迎えいたします…


さて、本日はミュージカルで初代立海の幸村精市を演じられた方のお誕生日です!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2009/12/14(MON)




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