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40p(千歳)




「んにゃあぁー…」










40p










今奇声を発していたのは名前
日直に当たり、放課後最後の仕事をしていた


その仕事とは







「届かないーっ!」








黒板消し


身長が150cm弱しかない名前はいくら背伸びしても爪先立ちしても、さらにはジャンプしても一番上まで届かないのだ






「んーっ!!」








ぴょんぴょん飛んでみるが、やはり届かない
仕方なく椅子を使おうとした時、名前の持っていた黒板消しをひょいと奪い軽々とチョークで書かれた文字を消していく







「!!…千歳君」

「可愛らしかね。全く届いとらんかったばい」







名前の隣にいたのは千歳であった








「私の苦労が…助かったけど」

「あんままやったら、日が暮れる所やったたいね」

「ゔ…ありがと」






悔しかったが事実は事実
素直に受け入れる事にした







「こぎゃん時間まで、エラいっちゃ」

「日直やから仕方ないねん」

「日直なんて仕事、まともにやったことなかね」







仕事を全て終えた所で、2人は喋る




……が







「千歳君…」

「?なんね」




「首…痛い」







その身長差ゆえに名前が千歳を見上げる形になっていたのだ







「……ククッ…面白かね」

「ちょっ…笑い事じゃない!」








何が面白かったのか
小刻みに笑い言ってのけた



そして







「っ!!きゃっ…ちょっと」







名前の両脇を抱えると軽々と持ち上げて教卓の上へ座らせた








「…まだ足らんったい」








教卓の上に座ってもまだ身長差は少しあった
しかし先ほどよりは気にならない







「身長分けて…」

「そげんこつ言われてもねぇ…どうすることばできんとよ」

「ずるいー…」







バタバタと足をばたつかせて拗ねる

千歳はそんな名前の頭をキュッと押さえつける
名前よりはるかに大きい千歳の手が名前の頭を包み込む







「縮むー!」




「女の子はこんぐらいが可愛いっちゃ」




「!!」

「無理して伸ばす必要なかね」








不覚にもドキッとした


それだけ言うなら、もう身長の事を気にするのは止めようと思った







学年一背の低い私と学校一背の高い彼


私達の身長差は40cm















〜反省〜
初の千歳です。
九州弁・・・難しいなぁ…

ラジプリやらオーディオコメンタリーやら
ありとあらゆる千歳…というか大須賀さんの喋り方を聞きましたが
・・・管理人には会得することができなかったかもしれません。
これで我慢してくださいな…


さて、今回のテーマはもちろん『身長差』です。
クラスに一人はいましたよね、黒板の一番上まで届かない人←
その人と千歳のお話を書いてみました。

管理人的お気に入りポイントは「可愛らしかね」という言い回し←?
です!

一番九州弁っぽくできたんじゃないかと思います!


さぁ、昨日は甲斐裕次郎役の中村太亮さんと
不二裕太役の冨田真さん、さらには
ミュージカルで5代目菊丸英二役をされたお方の誕生日でした!
ちなみに本日は管理人の個人的に好きなお方の誕生日でした!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2009/09/22(TUE)




あきゅろす。
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