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レインドロップ(幸村)


「雨だね・・・」

「そうだね」










レインドロップ










そう呟くは幸村の部屋

折角の休み、部活の練習も無いというのに外は雨
最近の異常気象はこの二人のモチベーションを下げる一方・・・







「せっかく久しぶりに2人で出かけられると思ったのにー・・・」

「ここ最近はずっと雨だからね。仕方ないさ」

「でも、せっかく精市が休みになったんだよ?」

「そうだけど、またいつでも行けるよ?」

「いつ休みになるか分かんないでしょ?」

「それは・・・」






一週間ほど前から今日の休みを聞いていた名前はこの日を楽しみに待ち構えていたのだが、生憎の雨によりそれをも断ち切られた

2人で会うことぐらいはたやすいのだが、出かけるとなるとやはり時間が合わない

幸村の休みを待つようでは、ひょっとしたら引退するまでないかもしれない







「・・・じゃあどこかへ行く?」

「うーん、行きたいのはやまやまだけど…この天気だとどこへ行っても楽しくなさそうだし」

「厄介だね、雨って・・・」

「本当に」







雨はやむことなく振り続ける

雨に打たれ、庭に咲いていた花の花びらが散ってしまっている







「花もかわいそうだね…散っちゃってるよ」

「本当なら雨は嬉しいはずなのに、これだけ強いと有難迷惑だなぁ…」

「雨って本当に利点ないね」




「でも、案外そうでもないかも…」

「え?」






先ほどまでは厄介だとか有難迷惑だとか言っていたのに何を言い出すのか







「雨は嫌だよ?確かに。」

「じゃあ・・・」

「でも、こうやって2人でゆっくりできるのは、雨のおかげだと思わない?」

「……そう、かもね」







休みとなれば決まってどこかへ出かけていたっけ・・・

そう言われてみると、家でゆっくりと過ごしていた事があまりないのではないか、と思わされた








「たまには出かけないで家でゆっくり過ごしなよって、天気が言ってるんだよ。きっと」

「…若干こじつけのように聞こえるんだけど・・・」

ん?なにか?」

「・・・まぁいいや」







幸村にあの真黒なオーラを出されたらどうなるか分からない・・・そう思い言い返すのはやめた






「でも、ゆっくりって言ってもなにするの?家でできることは限られてるよ」

「その限られてることを有効に利用する?」






先ほどと目の色が変わった幸村をすぐさま危ないと察知したが、光陰矢のごとし…

1秒が死ぬほど速く感じたのはこのときぐらいだろう…







「あの・・・精市さん…?」

「なんだい?」

「いや…あのー、これから何するんですか・・・?」

「俺の口から聞きたいのかい?それはね―――」

「ああああーーー!!!いいです!結構ですっ!!!」






名前は確信してしまった

事は100%の確率でおかしな方向へ進んでいると…






「さぁ、有効に利用しようか」

「ちょーーーーーっとーーーー!!!」

「フフフ・・・あははっ」







この後何があったのかは、可愛そうなので伏せておくことにしよう…

幸運を祈る―――












END















〜反省〜
お久しぶりです。管理人です。
元気です。おかしなほど。
貧血です。若干。
反省稼いでます。結構。←

はい!というわけで、まとめましょうか。
管理人元気でやってますよ!
しかしまだ貧血ぎみです。
しかしこれといった支障はないのでご安心を・・・


お久しぶりにはもうひとつ訳が…

そうです!そうなんです!←(何が
管理人の愛してやまない精市を書くのは久しぶりなんです!
いやあー…若干口調を忘れぎみです((滝冷汗

最近の管理人の住んでいる地域の異常気象…てか冷夏?のネタです。
ここ最近ずっと雨です。

そして管理人が療養している間にもう8月になってしまいました。

早い!!!!!

そうして年をとっていくんです。
光陰矢のごとしです←


さらに、管理人この療養している間に嬉しいニュースが…

テニプリフェスタのチケット当たってしまいました☆★☆★☆

いやぁー…管理人チケット運良いんですよー!!
それはそれはびっくりするほど!

なので9月6日、参加してきます!

待ってろよーーっ!!永井様!←
てか精市っ!!
&森久保さーん!!!



ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2009/08/01(SAT)




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