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Library love story(財前)



「あー、めんどい・・・」










Library love story










今日は言わずと知れた海の日

海の日はもちろん国民の祝日、つまりは休日なのだが名前は学校の図書室にいた


理由は簡単
平日も休日も関係ないこの学校で図書当番が当たってしまったから








「貴重な休みがー・・・」








当然のことながら、名前のテンションはダダ下がり

おまけに図書室には名前しかいないという暇な状態


流石にクーラーはついており快適ではあるのだが、余計おっくうになるだけ・・・







「他の当番誰やねん・・・」







若干カリカリしながら当番表を見ようとした時、図書室のドアが開き誰かが入ってきた


その人物とは……







「うわ…めっちゃ涼し・・・」

「あ、光君」

「名前先輩すか」







図書委員でテニス部員の財前光







「部活はー?」

「今日当番なんすわ」

「光君やったんか・・・」







手に取った当番表を開くと、当番の欄には苗字と財前の文字








「なんで祝日に学校来なアカンのよね」

「ホンマっすわ」

「まだ光君来てくれたからよかったわ」

「・・・は?」

「いや、一人やと暇やし・・・誰か居たほうがいいなって」

「そう言うことっすか」








外の蝉の声を耳にしながら涼んでいると財前がポツリと言葉をこぼした








「俺、今日・・・」

「ん?」

「誕生日なんすわ」

「そうなん?おめでとー!」

「どうも」

「やったら尚更来たくなかったやろ?」

「まぁ・・・」







財前は前髪をいじったりピアスを触ったりと何かしら手を動かしながらも口を動かす








「でも、案外嫌やなかったっすわ」

「?どうして」





「名前先輩がおったから」





「!?」







名前に背を向けているが、財前の耳は真っ赤に染まっている







「……私も、嫌やないかな」

「!!」





「光君が来てくれたから」








名前は財前と背中同士を合わせる形で座った

背中越しに心臓の鼓動が伝わりそうになる
しかしそんな状況もまた心地良い








「・・・好きやわ…名前先輩ん事」


「……うん」

「プレゼント、ちょーだい?」

「え、用意してな・・・っ!!」







背中から温もりが消えたかと思えば唇に柔らかい温もり







「ちょ…///」





「名前先輩が最高のプレゼントやわ」








図書室から新たな恋物語が始まった―――












END















〜反省〜
さて、2009年財前光くんの誕生日記念小説です。
おめでとー!!

今回のタイトルもまぁそのまんまですよね・・・
ま、図書室=本=物語=恋物語
的な感じでつらつらと書きすすめていきました。

当サイトでは2作品目の光です!
随分と甘く仕上がりました。
あれですね、管理人はギャグと甘い感じのが好きですわ。
てか書きやすいですわ。

管理人のお友達様は切ないのでしたり、死ネタでしたりばっかり浮かぶらしいんですが、
管理人は逆にそっちが浮かびませんわ…(冷汗

まあ、当分甘めサイトって事で☆←


管理人的に光がヒロイン様の事を名前+先輩で呼ぶって事がツボですww

なんかよくありません?
あ、もちろん人によってしまいますが、テニプリのキャラなら誰でもうれしいっすわ☆

あー、管理人の愛してやまない精市から名前で呼ばれた日には管理人もう死ねる!!←(やめれ

だってね?あんな殺人的な笑顔&声だされてみ?
誰だってイチコロさ★


うん。話が飛躍しすぎた。

さて、今日はミュージカルで青学2代目海堂薫を演じられたお方の誕生日でもあります!
おめでとうございまーす!!


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2009/07/20(MON)




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