[携帯モード] [URL送信]
恋心から出来心(切原)


「ゔーー………」










恋心から出来心










「あ゙ぁ…」

「……大丈夫かよ」








こめかみを押さえ机に俯きながら唸り声をあげている名前の姿を見て居たたまれなくなった隣人、切原は声をかけた








「はぁ…」

「いったい何があったよ」

「……痛い」

「痛い?」

「頭…痛い」

「あー、頭痛か」









その唸り声の原因はどうやら頭を蝕む痛み“頭痛”のせいであるようだ
通りでこめかみを押さえうつむいているわけだ








「そんなに痛ぇなら保健室行けば?」

「無゙理゙…動きたく、ない」

「重症だなオイ」

「…頭痛薬、ない?」

「オレが持ってるように見えるか?」

「見えない」







そこだけは即答する

切原は、そんだけしゃべれんなら保健室にぐらい行けんだろ…
とか思っていたのだが、時々垣間見える名前の顔色を見るかぎり決して良いとは言えるものではなかった








「顔、青いぞ?やっぱ保健室行った方がいいって」

「…だからっ、無理」

「……ったく、しょうがねえな」








そう言うや否や何を思ったのか切原は立ち上がった

言い忘れていたが今は授業中


クラスの目はもちろん切原に行く







「どうしたー切原」

「苗字が頭痛いらしいんで保健室連れていきまーす」

「ぇ・・・っ!!ちょ、」








その一瞬だけ頭痛がひいた気がした

それは切原が名前を世間一般で言うお姫様抱っこしているから


一気に教室内はざわめき、クラスのケバい女子は名前を睨み圧力をかける

しかし名前はそれに構う余裕などない



そうこうしている間に切原と抱えられた名前は颯爽と教室を出て行った















「ちょ、大丈夫…だって・・・」

「顔色は大丈夫じゃねぇって言ってんの」

「ゔぅ……」

「動きたくねーんだろ?じゃあおとなしくしてろって」










そしてあっという間に保健室へと着いた

まあそれはドラマのようなシチュエーションで、中に養護教論の姿がない


切原はようやく名前を降ろし、名前は降りるなりベッドに倒れこんだ







「あぅぅ……」

「だから言っただろ?大丈夫そうじゃねぇって」

「……うん。ありがと」

「お、おう。……さ、さっさと寝てろよ!」








やけにどもり、ほのかに顔を赤らめる切原をよそに
名前はすぐに眠りについた








「……可愛い寝顔しやがって」

「Zzz…」

「…俺も寝よっと」







ベッドの隣に置いてあった椅子に座って名前の寝ている布団の上に突っ伏した




瞼が重くなる少し前、目の前にあった名前の手を握りながら切原は思った




“これからは頭痛薬を持っていよう”と












END















〜反省〜
はい。赤也ちゃんです。

実はね?これ一回全文打ち込んだんですけどね?
保存押したら「一定期間操作されませんでした」ログアウトされて中身全部ぶっ飛んだんですよ!!!!
ずーっと操作しとったっちゅーねん!!

あー、ムカついた。
あー、イラついた。
あー、体力つかったわー。

ま、これからは管理人もいちいちこまごま保存していきまーす。


さて、今回はけっこーありきたりなお話でございました。
管理人自身も相当な頭痛持ちです。
しかーし!
またもやタイトルとリンクしてない!!

まぁ、ヒロイン様に恋してる赤也ちゃんがちょっとした出来心で手を握っちゃうっていう最後の最後にあった超地味な一部が
リンクしてるって思っていただければこれ幸い。

…うん。管理人頑張るー!!


あ、今日は不動峰の桜井雅也のお誕生日です!
おめでとー!!


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2009/07/18(SAT)




あきゅろす。
無料HPエムペ!