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朝、下駄箱を開いて思わずとまる










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今まで漫画やドラマの中だけの話だと思っていたが

実際に行動に移す人がいただなんて…


上履きの上には綺麗な封筒


苗字さんへ


そう書かれているのでどうやら間違いではないらしい

とりあえずそれをカバンに入れて靴を履き替える


教室の自分の席について、ゆっくりと手紙を開く

そこには簡潔に



大切な話があります。

放課後に裏庭に来てほしいです。



とだけ書いてあった

あまりにも内容が薄いが丁寧な言葉遣い

まさかこの後恐ろしい事に…なんてことはなさそうだった


…とはいえこういった類のものをもらうのなんて初めてだ






「…放課後、裏庭」







悩んだ

誰からかは書いていない

でもこの気持ちを無視するわけにはいかなかった



気づけば終始そわそわしたまま一日が終わってしまった

教室から人が居なくなってから裏庭に向かう




向かった先には先客が一人


だがその人は校舎の壁に向かって何かをしている






「……切原くん?」

「うおあっ!?」






部活のジャージを着て校舎で壁打ちをしていたのはテニス部の切原赤也
自主練中か、と何の気なしだったが

ココに彼がいては問題ではないか…?

となぜか焦り出す名前

流石に見られるのは趣味じゃない






「えーと、切原君はココで練習するの…?」

「あ、おう…」

「そ…そっか」






…このままじゃあ手紙の相手が来てしまう

どうしよう…

いっそのことなかった事にしてしまう?
でもそんな事はしたくない

考えがまとまらないままでいると切原に声をかけられた






「あのさ」

「な、なに?」


「…お前が好き」


「……え、」

「手紙、書いたの俺」






頬を赤く染めて視線をそらす切原


…ということはやはりこの手紙をくれたのはこの彼だと言うのか

一体どうして

嘘…ではなさそうな様子


そしてこんなに冷静に分析しているが、自分の心臓はドキドキでうるさい






「えー、っと」

「…なんか、わりぃ」

「なんでっ、うれしいよ?」

「…っばーか、」

「ん、わっ…」


「覚悟してろよ…ぜってー好きになってもらうからな」






わしゃっと前髪をなでられその場を去っていく

そんな宣戦布告しなくっても


もう十分、貴方を好きに


なってしまったかもしれません












END















〜反省〜
さて、当サイト『∞mangrove∞』開設5周年記念小説です!

ありがとうございます。
気がつけばもう5年も経ちますよ。

今年は更新率ががくがくっと下がってしまいましたがね。
こうして記念日くらいには顔出せる余裕を持ちたいもんですな。

そして、何だこの話は←
ヤマもオチもまるでないですな。

せっかく赤也ちゃん書いたのになあ。
もうちょっと甘いやつ書きたかった。
でもね、テニプリってかなりネタが詰まってる←
だれかネタ下さい。


でもあれですな。
久々にテニプリ書くのもやはり楽しいです。
バスケとかアイドル書くのも良いが
テニプリは別格で良いですね。

…でも肩痛い←

さあ、明日に備えましょう。


こんな更新率になってしまいましたが書けるときは更新しますので
飽きずに読んでいただければ幸いです。

そうそう、更新停滞している間にまたもメルマガがよく分からなくなったので←
ちょっと整うまでなしになります。
なのでちょいちょい顔出しては更新してるか見てやってください。
催促のコメントとかくださると頑張ります。多分(蹴


これからもなにとぞ『∞mangrove∞』を宜しくお願いします。


本日は氷帝学園の日吉若君のお誕生日でもありました!
おめでとうございました☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/12/05(THU)




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