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扉の奥には(白石)




おかしい・・・










扉の奥には










「お、白石おはよう」

「おはようさん、白石はん」

「おはよう」





おかしい・・・





「おはよー!白石ー」

「おはようございます部長」

「…おはよう」





なんでや・・・





「おはようさん蔵リン」

「おはよう白石」

「…おはようさん」




なんでなん?





「あ!蔵ーおはよー!」

「…おはよ」





おかしいやろ!!
・・・もしかして一日間違えてるとか!?


そう思い携帯を開いてもディスプレイに映るのは“4/14”の文字





「…今日、誕生日やんなぁ…俺」




去年は来るなり



“おめでとー!白石”




って言うてくれたんに・・・

なんで今年は何も無いねん!!





「何してんの蔵ー!部活始まるで」

「おぉ…すぐ行くわ」





名前…俺の彼女やんなぁ?

覚えてへんの?









部室に入っても誰も何も言わへん・・・

あの金ちゃんでさえも





「白石ー先行ってるで!」

「おー」





謙也も、小春もユウジも銀さんも光も…

光は言いそうに無いけど・・・←

千歳は居れへんし













結局そのまま部活は終わり教室に行った

キャーキャーうるさい女子が俺の机の周りを囲んでる・・・
プレゼント持ってるわ

いつもは鬱陶しいのに今日はちょっと嬉しいな…

まぁ、絶対もらわへんけど







「…てか何なん?本間」

「何か言うたか?白石」

「・・・いや、何でも無い」





ここで何も言えへん今の俺、絶対謙也よりヘタレてるな…







「…何か今ものっ凄い失礼な事思わんかったか?」

「いや、別に」

「・・・ならええけど」





謙也に気付かれる様じゃアカンな…





「・・・(睨)」





今日はもう何もやる気起こらんわ…






「謙也…俺今日一日授業サボるわ」

「は!?一日て!」

「言い訳よろしくー」

「ちょ、白石!」





ま、たまにはエエやろ

こんな日は尚更や・・・














「にしても結局やること無いな…」




白石が今いるのは3号館の使われていない教室

使われていないので、中には何もない





「はぁ、俺らしく無いなぁ」





そんな呟きも空に浮かんでは消えていく





「・・・寝るか」





考えていても埒が明かないと思った白石は眠りについた




















「……んっ…今、何時や・・・?」





ふと眼が覚め携帯を開いた


目に飛び込んだのは“16:08”の文字






「うっそ、寝過ぎた・・・」





あれから白石は6時間近く寝ていたのだ
もう部活は始まっているのだが、昼食を取っていなく直接行くこともできないので謙也に

『部活遅れるわ』

とだけメールを送り教室へと向かった










「はぁ…今日厄日なんかな」




教室で本日何度目かのため息をつきながら、パンにかぶりつき呟く






パンを食べ終わる頃教室に誰かが入ってきた






「あ、蔵!どこ行ってたん!?ずっと探しててんで!」

「名前・・・」





入ってきたのは名前であった






「もう部活始まってんで!」

「なぁ…」

「ほら、行くよー」

ちょっと待てや!!





白石は思わず声をあげた






「ど、どうしてん?」

「今日、俺の誕生日やって事覚えてた?」

「!!……ごめん」

「やっぱり…」





名前は白石に言われやっと気が付いたのか、心なしか落ち込んでいる






「こ、これからプレゼント買ってくるわ!」

「!そんなんええって」

「でも!彼氏の誕生日忘れるなんて彼女失格やん…」





・・・可愛らしいわ本間






「今から行ってくる!」

「ちょっ!名前」

「あ、部活には来てやー!」





こんなところはしっかりマネージャーやねんな…

マネージャーが言うなら行くか













「あんま乗り気やないねんけどな…」





そう言い部室のドアノブに手をかけ、ドアを開けたとき








「「「「「「「「白石(部長)!誕生日おめでとう!!」」」」」」」」







中から聞こえた

中ではレギュラーと名前が立っている





「・・・ぇ」





白石は何とも間抜けな声を出していた






「全部名前の提案たい」

「名前、の・・・?」





どういう事や…?





「普通やとつまらんからさ、サプライズ的な?」





え…じゃあ





「忘れてたって言ってたんは…」

「勿論嘘やで?」





阿呆・・・嬉しいやんけ






「本間最高やわ!・・・名前」

「当たり前やん」






本間ありがとう・・・

みんな、ありがとう


これからもずっと俺の誕生日祝ってや!












END















〜反省〜
さーて、白石の2009年誕生日記念小説です☆

の前に、1週間空いてしまいましたね・・・
さーせん←

ネタが思いつかなくて・・・(汗
っていう言い訳にしておいてくださいな(滝汗

まぁ、結局いつも通り長ったるくぐっだぐだになってしまいましたが(涙
許してくださいな・・・

そして蔵ノ介氏←
お誕生日おめでとう!
&『player』発売おめでとう!

まあ、管理人は買ってませんが・・・

かわりに某グループのアルバムをげっとしましたwww
なので軽くテンション高いですが
最小限におさえてます・・・(ゼェ…ハァ…←


とにかくー!
おめでとうございますー!!

今後の活躍に期待します!(え


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2009/04/14(TUE)




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