ソメイヨシノ
名前にはある好きな話があった
ソメイヨシノ
それは星座にもなっているうお座の由来となる話
大宴会をしていた神々達
大盛り上がりの中いきなり現れたのは神々も恐れ戦く怪物
巨大な怪物により宴会はめちゃくちゃ
散々になる神々達の中に愛と美の女神の姿もあった
その女神は愛する息子と幾度もはぐれそうになり、離れ離れになる前に繋ぎ止めておこうとお互いにリボンを結び合った
そのお陰で2人ははぐれずに済んだのだ
そんな話がなんだか気に入り、名前 も自身の髪をまとめるときはゴムではなくリボンで器用に結んでいた
今日も1つにして後ろで結んでいる
いろんな色のリボンを持っており、今日は気分で桃色
部活の時は決まっていつもこのスタイル
美術部の名前は美術室に籠り、水彩絵の具を大胆に乗せたパレット片手にイーゼルに立てられた水彩画に思いのままに色を乗せていく
ありのまま、思うがまま筆を動かし、ようやくふうっと息を吐くとあまり人がよらないはずの美術室のドアが開いた
「！あいっ、 名前か」
「わっ、平古場君…」
「すっげ…コレ名前が書いちゅん？」
「あ、うん…下手くそだけど」
「んなことねーらん。すっげー上手い」
「あ、ありがと…」
びっくり顔で入ってきたのは平古場で、入るなり名前の水彩画を見ては上手いと褒め称えてくれた
嬉し恥ずかしで髪を耳にかけるが、名前の手は筆を持ったまま
筆の先が頬を掠め、シャッと桜色の絵の具が頬を走った
あっ、と名前は筆を置き指で拭おうとしたが指にも色々な絵の具が付いている
どうしようかとあたふたしているとそれをずっと黙って見ていた平古場がプッと吹き出した
そして平古場の親指の腹が名前の頬を撫で、その桜色を拭う
「ふぇっ、あ…」
「今日の名前と同じ、ピンク」
「…へ？、あ…リボンか」
「俺もリボンで髪縛ろかな」
「じゃあ1つあげるよ」
「じゅんに？」
「うん！…の前に、手洗わなきゃ」
美術室に備え付けの水道で丁寧に絵の具を落とし、いつも持ち歩いているリボン専用のポーチからイメージで空色のリボンを取り出し渡す
すると手に取り早々リボンを名前に向けた平古場
訳がわからず首を傾げれば平古場の腕が後ろに回り距離が近くなる
吃驚して固まっていればほどかれたリボン
緩く纏まっていた髪はふわっと落ちて授業中のいつものスタイルに
「あれ…？」
「俺こっちが良い」
「でも、桜色だよ？」
「名前が着けてたから良いんどー」
「、…じゃあ、あげる」
「てか、結わえて」
「あ、あたしが？」
「おう」
その辺にあった椅子に後ろを向いて座る平古場は結われる気満々で
ブリーチかけてあるとは思えぬほど綺麗で艶やかな髪をまとめいつもの通りにリボンを作る
そういえば人の髪をリボンで結わえるのは初めてだ
と思いつつも平古場の髪には左右対称で綺麗な桜色の蝶
出来たよ、と声をかければ空色のリボンをまた奪われくるりと後ろを向かされ、
そして同じようにゆるく髪が結われていった
少し雑に、それでも器用に結われ出来上がった蝶
「完成」
「ありがと」
「お揃いやさ」
「！…そうだね」
「大事にするな、コレ」
「、…うんっ」
桜に似たリボンは平古場に
空に似たリボンは名前に
それぞれ目印となるように付けられた
うお座のように1つを2人では繋げなかったかも知れないが
お揃いのそのリボンは間違いなく2人の間を結ぶリボンとなったであろう
お互いに大事にしたいと、そう思ったそうな
ＥＮＤ
〜反省〜
さて、2013年の平古場凛君の誕生日記念小説です。
をめっとーう。
ええ、もちろん管理人のお友達様の為に書きやしたよ。
前まではいなかったのにね。
そしていよいよ迫ってきてますよ！
何って
管理人の愛して愛して愛して愛してやまない
精市様のお誕生日があああーー！！！！←
ええ、まだ何にも考えてないよおお。
頑張って甘く甘く仕上げますぜうふふあはは(蹴
そして内容に参ります。
うお座の話はかなり端折りましたが、あんな感じです。
逃げる為に魚に成り代わってその尾びれにリボンを付けて逃げたと言われているそうです。
だから占いとかのうお座の絵にはリボンがあるとかないとか…
なかなか面白いお話ですよね←
そしてこのタイトルですよ！←
もうね、ひらめいたと管理人感服しました←ぇ
きっとお友達様はタイトルの時点でちょっと反応してますよｗ
あー、反応が楽しみ←悪い顔
そして管理人また楽しい事を精市様の誕生日にしてきます。
もちろん更新は忘れませんぞよ！
お祝いメール大歓迎ですｗ
またケーキ買って食べねばなりませぬな。
さて、改めまして本日は比嘉中の平古場凛君のお誕生日です！
おめでとうございます☆
名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
2013/03/03(SUN)
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