コットンキャンディ 少し肌寒いこの日 コットンキャンディ いつもならシャツの上にブレザーの赤也も今日は中にカーディガンを着ている 緩く着たカーディガンはブレザーの裾から少し出ており、 女子生徒の特に3年生からは可愛いと密かに噂されていた もちろんそんなこと本人は知らない お揃いである焦げ茶のカーディガンを着た 名前と優雅に昼休みを過ごしていた 机を二つくっつけて向かい合う 「うーっ、さっみい」 「ふふふっそうだね」 「なに笑ってんだよ」 「だってお揃いだもん」 「そりゃそーだろ。一緒に買ったんだし」 「だって赤也あんまり着てくれないし」 「うっぐ…」 赤也は弁当を食べ終わり購買で買ったパンをかじる 名前はその赤也を頬杖ついて眺めている そして赤也が着ているカーディガンを見て少しばかりにやついている 一緒に買いに行き一緒に着ようと言っていたのに赤也の使用頻度は低く、 久々に見たそれ 名前は自分は毎日着ているのに、と不貞腐れていたが、今日は機嫌が良い なんだよっ、と照れ臭そうに目をそらす赤也もカーディガン効果なのかやはり可愛く思える パンを食べ終わった赤也の腕を引っ張り手を合わせてみる 「、どした?」 「んー、いいねカーディガン」 「 名前今日そればっかだな」 「もー、 赤也はわかってない!」 「そんなにこのカーディガンがいいわけ?」 「ちーがーう。赤也が着てくれたことが嬉しいの!」 「!、そう…か」 「うんっ」 ブレザーの袖口から出るカーディガンの、更に袖からちょこんと見える小さくて白い右手と 同じ状況で出ている骨ばったそれでも細く長い左手が器用に絡まる 立海指定のベストはあるのだがそれとは別に校則で 派手な色でなければ個人で購入しても構わないとある それを上手く利用し買ったこのお揃いのカーディガン この色の物を着ている生徒はおらず、まさに2人だけのお揃い それが名前にとって嬉しくてたまらないのだ 地味に、でも堂々とアピールできる絶好の機会 まあ、隠しているわけでもないのだが… コレ以外にもお揃いなんかいっぱい持ってんじゃん とか言う赤也にまた深い溜め息が溢れる でもまあカーディガンマジックでそんなことでは今日は苛つかなかった 「ねえねえ」 「ん?」 「寒くなくても毎日着てよ」 「コレ?」 「もちろん」 「…わーった」 「やった!」 「…やっぱ名前、可愛いな」 「っ、は?え…っ」 今度は赤也が繋がれていない方の手で頬杖をつき嬉しそうにしている名前を眺める 急にそんなことを言い出したので焦った 名前はあたふたとし、顔を真っ赤にさせる そんな姿をやっぱり可愛い、と何度も何度も可愛いを連発する赤也 そんなこと赤也はめったに言わないため、名前も名前で慣れていない 右手は離してくれそうになくがっちりと繋がれているので開いている左手で真っ赤な顔を隠し赤也から目を逸らす まあ、こうなってしまえば何をしたって赤也からすれば可愛いもので 数分前の名前と状況逆転し、その姿を見るだけでにやけてしまった 顔を隠す左手すらも奪い両手を拘束 「なんか、もう…」 「な、にっ」 「…色々、ガマンできそーにねぇわ」 「へっ、ちょ…ぁ」 こんな可愛い彼女を見られるなら毎日、もう夏になっても着てやろうかと思ったくらい 机もくっつけたまま 弁当箱もパンの袋も片付けず、椅子も引きっぱなしで 名前の腕だけはしっかり引いて教室を去る 何処へ行くかは聞かないし、何をするかも知らないが カーディガンがいらなくなるほど熱くなるであろうことは なんとなく読めたであろう END 〜反省〜 さて、2013年の森久保祥太郎さんの誕生日記念小説です。 をめでとーう! …ええ、赤也ちゃんです。 赤也ちゃんに緩めのカーディガンを着せたかったのは 他でもない管理人です。 そしてこげ茶色のカーディガンを着ていたのは 他でもない管理人です。(蹴 可愛いよね赤也ちゃん←ぇ そして、タイトルに意味はありません← なんかかわいいじゃないですか。 コットンキャンディって← 綿菓子って意味ですよ←知ってるか。 ふわふわした甘ーい感じ… って捉えてください。 さて、管理人明日楽しみです。 そしてそして3日に向けて色々せねばなりやせんな。 あー、もう一週間もすれば管理人愛しの精市様のお誕生日ではないか!!!! …今年はリリース何もないのね…悲しい。 ああ、誰か精市様で癒しておくれ←ぇ …期待せずに期待してます。 はー、更新頑張ろう。 さて、改めまして本日は切原赤也役の森久保祥太郎さんのお誕生日でした! おめでとうございます☆ 名前様 ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪ 2013/02/25(MON) |