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万華鏡





「なーあー」










万華鏡










ふと後ろから声
誰の事を呼んでいるのか、とりあえず何事かと振り向けば
その声を出した当人と目が合った

周りと被る事のない赤の髪
ぱっちりとした目がじっと苗字を見る






「どしたの?」

「名前さー、髪伸びたよな」

「え?…あぁ、確かに」

「切んねーの?」





声をかけた丸井はおもむろに名前の襟足、毛先をひと束つかむ

時折枝毛を発見され正直腹がたつが
この距離でそんな事をされてはかなり吃驚する

確かにここ数カ月美容院に行っておらず髪は伸びっぱなし
簡単に枝毛が見つかるほど毛先も傷んできている

切りたい気持ちはあるのだがここまで伸びると少し伸ばしていたいのが女心






「んー、もうちょっとしたら切るよ」

「傷んでるわりにさらさらだよなー」

「傷んでるは余計です」

「事実だろぃ?」

「うるせっ」





手櫛で髪を整えるが先で少し絡まった

この季節は静電気で髪が広がり雨や湿気でもう大変
テレビで宣伝しているようなトリートメントをしてみたりもするのだが
宣伝通りになっていれば今頃世界中の髪の毛はつやつやのさらさらだろう

もはや諦めの領域
触られるのもうっとおしい為腕に付けていたゴムでぱぱっと軽く結ぶ

それをマジマジと見ていた丸井はほえー…と良くわからない声





「そんな簡単に結べんだな」

「ブン太器用だからすぐ出来るでしょ」

「や、必要ねーし」

「…そりゃたしかにって、ちょっと」





せっかく結んだのに意図も簡単にほどかれてしまった
右手の人差し指と親指で伸ばしては遊んでいる

返せと言えばあっさりと嫌だと断られた

まあ、頭髪の規定はわりと緩いのでだからと言って何も言われないのだが
もう一度手櫛で整えると毛先をひと束またつかまれくいっと引っ張られた

もちろん鈍くであるが痛い





「何すんの」

「髪、まだ切んなよ」

「なんで」

「だって、髪長い名前好きだし」

「!…好き、って」

「まあ、どんな髪型でもお前の事は好きだけどなー」





いきなりの爆弾投下

あっさりさらっと言ってのけるこいつは何者なんだ
と冷静に考えている自分も自分なのだが


長い髪が好きならば
もう少し長いままでもいいかなんて
丸井の言葉に乗せられてしまう


とりあえず彼の仰せのまま
従ってみるのも、ありでしょう


髪を切った後、ショートが好きだなんて言われるのは

また後の話












END















〜反省〜
2012年高橋直純さんの誕生日記念小説です!
をめっとーう。

えぇ、最近よく会いますね←
3日連続で更新ですよ。

わー、管理人超頑張ってる(蹴
この後がいつになるやらですぞ←

期待はせんとおねがいしやす…


さて、髪の毛についてのブンさんです。
管理人も今髪長いんですよ。
1月が過ぎたらバッサリと行く予定です。
さちんさんくらいは短いだろうか…
いいやこの際切ってやれ←

なんかブンさん髪の毛ネタって前もありましたよね…
あ、あれか。
髪切ってきた後の話かあれは←

今回は切んなよって言われる話(蹴
んでもって切ったら切ったでそっちが好きって言われる後日談←
まあ、なんでも好きなんですよ。
愛されてますねー←誰

そんな感じでした←

さて、改めまして本日は高橋直純さんのお誕生日です!
おめでとうございます☆


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/12/06(THU)




あきゅろす。
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