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死ぬほど好きで生きてみろよ





自分で言うのもなんだが落ち込んでいる










死ぬほど好きで生きてみろよ










フラれた
それだけじゃない

相談をしていた友達とその男は付き合っていたのだ

…心がズタボロ

……いっそのこと消えてしまいたい






「…はぁ」






目の前には線路

もうすぐ電車が来るだろうか…
しばらくぼーっと踏切の信号機を見つめる

自転車で横を通る同じ学校の奴らは

何だこいつ

と言わんばかりの顔をして通り過ぎていった
人目なんか気にするもんか

おそらく泣きすぎて酷い顔をしている
怖くて鏡が見れずにいた…

こんなときに限って空は雲ひとつなくて
どうせなら雨でも雪でも、槍の一つ降ってほしい


空を見つめているとカーンカーンと規則的に鳴る警告音

踏切のポールは徐々に降りて、信号機は上下に点滅している


行くなら今しかない

頭は冷静で、もうそれ以外の事は考えていなかった


ポールが下がり切る前に足を踏み出す
こんなことで身を投げ出す自分は弱い、しょうもない

なんて親不孝者だ…

さよな……






「…、何してんねんっ!!!!」

「っ!?」

「っはぁ、はぁ…アホちゃうか自分!!」






もう少しで電車が来ると言うところでグッと腕を力一杯引っ張られた

そのおかげというべきかそのせいでと言うべきか
横をなんなく電車が通り抜けていく

自分はと言うと腕を引っ張ったであろう人の腕の中
一緒になって座り込んでいる

…鮮明に覚えているようで、何も覚えていない


自分は何をしようとした?






「、わたし…今」

「死ぬ気やったんか」

「っ、…そうっ…死にたい」

「!…アカン」






そうだ

死にたい

だから私は自分の身を踏切の向こうに…
結局死ねなかったけど

ホッとしている自分は、やっぱり死にきれないんだ

助けてくれたのか、邪魔してくれたのか
その人は…すごく暖かい

生きてるって、こういう事なんだよね






「何があったか、知らんけど…死ぬなや」

「……」

「自分に死なれたら、俺まで死んでまうやんけ」

「!…どういう」

「…好きやねん、苗字さんが…」

「っ、」






どうして名前を知っているのか

それはもう一目瞭然で…

同じ学校の、隣のクラスの、
誰からも慕われ、誰からも人気の
私とは正反対の、忍足君


どうして今まで気がつかなかったのか…

涙で視界が歪んでいたから、という理由にしておこう…


…好きって、何が?

私?

色々ありすぎて、ついていけない…






「お、したり…君」

「!…俺の為に、生きてくれや」

「っ、」

「俺が死なせへんから、隣におってくれよ…」






そんな真剣な顔をされちゃ、何も言い返せない

数分前の自分が馬鹿らしい


もっといえば、フラれて落ち込んでいた自分が

馬鹿みたい


こんなに近くに、自分を愛してくれる人がいるなら、
愛されたい

利用してると思われるかもしれない
実際、彼の想いを利用しているのかもしれない


でも、今はただ


生きていいですか












END















〜反省〜
2012年の福山潤さん誕生日記念小説です。
うぇへへーい←
をめっとーう

がしかーし、何じゃこれ。

うーわー。
なんか、ねぇ。
終始暗い結果になりましたな…。

タイトルは管理人の好きなアーティストの曲のフレーズです。
あー、検索すると出るね。
ここから直飛しないでくれよし。

でもさー
謙也にこうされたらたまらんよなぁ←

ポール降りてからじゃ間に合わないかと思われがちですが
えぇ、彼足速いんですよ←

これに行きつくまで2度書き直しました。
でもね、どうもしっくりいかなくて…
で、これですよ。
どうよ(蹴

結局時間に追われコレに至りました。
なんかさーせ。


そして世間様ではあかしろ歌合戦の出演者発表されましたぜ。
えぇ、何が言いたいかって
管理人が好きなそのアーティストさんがいるのです。
やったぜーい
てんそん引きずって更新しやーす。
…更新するかしらん(蹴

とか言いながらもうすぐサイト開設5周年?
あれ、4周年か←

早いねー。
また忙しくなるぜー。


さて、改めまして本日は福山潤さんのお誕生日でした!
おめでとうございます☆
ちなみに管理人が好きなアーティストさんの一人のお誕生日でもありました
をめっとーっす


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/11/26(MON)




あきゅろす。
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