蜃気楼
昨日までは笑顔を振りまいてくれたのに、どうして
蜃気楼
愛していた、大好きだった彼女の視線は冷たく鋭く
次に紡ぐ言葉なんて分かりきっていた
だからこそその口を、思わず口でふさいだ
案の定彼女の顔はゆがむ
ごめんと謝っても何がと言い返される
踵を翻す彼女にすがる様に手を握るとあっさりと振りはらわれた
「…名前」
「名前呼ばないで」
「っ、俺…どうしたらいいんじゃ」
冷たい視線以来目も合わない
時計を何度も見る彼女
走り去って行かないのが唯一の救い
自分に愛想尽きたのか？
悪いところがあるならなんでも直す…
誰か違う男が出来たのか？
そいつよりイイ男になる…
本心が聞きたくて、理由が聞きたくて
つい大声になってしまう
「名前!!…目、あわせてくれ」
貴方の好みも、貴方の嫌いなものも
全部全部知っているつもりだったのに
…今ここにいる貴方は誰なの？
俺の知っている貴方は、何処へ行ったの？
まだ俺は、貴方を愛し尽くしていない
「…雅治、アンタかっこ悪いよ」
「、お前さんを失うくらいなら…かっこ悪くたってかまわん」
「変わったね」
「…お前さんも、じゃ」
思い出だけに浸って生きるなんて出来ない
でも、貴方を失っては生きられない
貴方を失うくらいなら、いっそこのまま壊れてしまいたい
貴方ごと壊してしまいたい
自分はもう、貴方しか愛せない
貴方にしか愛されたくない
「名前…」
「…たっぷりお説教、聞きなさいよ」
「！っ、ピヨ」
掌で転がされている自分は滑稽でみっともない
貴方一人に振り回される自分は情けない
でも、貴方に溺れてもう外には出られない
ＥＮＤ
〜反省〜
さて、何でしょうこれは←
えっとー、2012年の増田裕生さんの誕生日記念小説のはずなんですが。
仁王さん、完全にだらしない奴です←
大好きなんでしょうね。
それくらい
まあ、喧嘩した感じと思っていただければ大丈夫です←
最近こんな変人チックなネタ多くね…？
清純は書きつくしたってか…？
…いやいや。
そんなことはなかろうもん←
ネタが無かったので管理人の個人的に大好きなグループの曲から一曲拝借させていただきやした。
もうタイトルもそのまま使わせていただいてやす。
さーせ、あざーす。←
だからちょっとニュアンスが違うってのもありやす。
管理人今日大変なのさ。
とりあえずもう一作も見てくれよし。
あ、Dustですので悪しからずー…
そうそう、101タイトルですねーって話←
さて本日は仁王雅治役の増田裕生さんと氷帝の向日岳人君
そして管理人のお友達様が大好きな某Sさんのお誕生日です！
おめでとうございます☆
名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
2012/09/12(WED)
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