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天気アメ





たまに家にやってくるアイツ










天気アメ










どうやら姉貴の学校の後輩で、俺と同い年らしいアイツ


結構派手な俺の姉貴と、どうして仲良くなったのかというくらい清楚な感じのアイツ


月に二度ほど家に訪れては律義に手土産を持ってくるアイツ


もう一年くらい見ているのに名前すら知らないアイツ




そんなアイツが、気になって気になってしょうがない






「赤也ー?」

「どわっ!?勝手にドア開けんなよ!」

「いーじゃんいーじゃん」

「よくねーよ…」

「ちょっとこの子預かってー」

「は?…って!?」






俺の、お世辞にもあんまりきれいとは言えない部屋に放り込まれたのは
俺が気になっているアイツ


無理やり姉貴に連れられてここまで来たであろうアイツ


アイツを部屋に押し込んでバタンとドアを閉めていった姉貴…


…何が起きてんだこれ






「…なんか、ごめんなさい」

「いや、こっちこそ…姉貴、なんって?」

「コンビニ、行ってくるーって」

「んなもん後で行けよ…」






成り行きで二人きりになってしまった俺とアイツ


でもこれは絶好のチャンスってわけで…

聞きたい事はたくさんある

まず何から聞くべきだ?

…そもそも論だ






「今頃だけどよ、名前なんつーの?」

「あ、苗字名前っていいます」

「苗字な」

「えっとー、切原君だよね」

「…アレの弟だからな」

「あ、そっか…じゃなくってー…」

「切原赤也」

「じゃあ赤也君だね」







おっとー…
その笑顔は反則だろ、うん

散らかる教科書を足でどけてスペースを作る
そこにちょこんと座る苗字は抜群に可愛いじゃねぇかおい


あー、姉貴早く帰ってこねーかな…
でも姉貴帰ってくんな

しゃべるネタなくて気まずいけど
二人の時間を邪魔されたくないっつーの?


…俺完全にオチてんな






「同い年、で良いんだよな?」

「あ、うん」

「じゃあ赤也でいいぜ」

「えっ、そんなそんな…恐れ多い」

「んだよー…俺は勝手に名前って呼ぶからな」

「!うんっ」






うわー…
もうその笑顔辞めろよ…

俺の部屋っていう言っちまえばなんでもできるこの密室で
どうにかなんぞマジで…


ベッドとか真後ろなんですけど

力の差なんてあからさまなんですけど






「あの、よ…」

「ん?」

「俺、おま…「ただいまー」…んだよっもう!!!!」

「名前ちゃん大丈夫?何もされてない?」

「?…うん」

「じゃあ、そういうことでー」

「なっ、」






うっわ腹立つ
んだよあのしてやったり顔


…でも姉貴が入ってきてなかったらどうなってた事か
考えただけでこえーからやめとこ


…次来た時は、もっと普通にしゃべれるようになろう










「で、赤也とちゃんと喋れた?」

「…微妙に」

「名前ちゃんねぇ、あのアホ学校じゃかなり人気らしいから、早くしないと他に取られるわよ」

「えっ!?…がんばり、ます」

「(うれしいような、うれしくないような…)」






ってな会話が姉貴の部屋でされていた事は、俺の知らない話












END















〜反省〜
お久しぶりっす。
連載ではない赤也ちゃんです。

連載したかったなー…
白石とか放置過ぎてさーせ。

これね、最初赤也のねーちゃんのお友達設定にしてたんですけど
管理人の趣味として赤也ちゃんは同学年もしくは後輩設定が萌える
という偏った傾向にございやしてね。
んでもって急きょねーちゃんの後輩設定としたわけですよ。

てかねーちゃん幾つだよ。←
公式ですけど非公式なので…
違う学校って事になってますけどねーちゃん立海だったら
同じ学校っすよね。

…ま、細かい事はきにすんなってな話(蹴


久々に心情ベースの短編だったのでは…
ま、これが一番書きやすいよね…
あえて書きづらいほう書いてるわけですよ。
そのほうが情景伝えやすいからねー…
…苦手ですけど←


あー、なんかもうどうしようね←
とってもキュンキュン出来るなんか一個バシッと書きたいもんですよ。
萌えがたりなーい…
萌えたーい。

誰か管理人を萌えさせーい←


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/08/14(TUE)




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