distance
こんなにも全力疾走するのは今日くらいだろう
distance
人に見られたって気にしない
いつもは鬱陶しいと思うが、今ばかりはそう思う余裕すらなく
汗でぴったりとくっつくシャツも前髪も気にならない
更に言えば教科書やラケットが入った重たいバックも今日のこの後を思えば重さなど感じない
「っ、はあっはぁ…」
「おかえりなさい、光」
「、…名前」
「あっはは、走ってんね」
家に帰るとリビングのソファーに座る一人の少女
実はと言うと遠距離恋愛中の彼女である
もともと大阪ににいたのだが中学へ上がる前に転校
しかし夏休みに入る今日から数日、財前の自宅へとお邪魔しているのだ
そして夏休みであるという事に加えもう一つ…
「、ようやくや…」
「久しぶり、やもんね」
「会いたかった…」
「ふふっ、私も」
「名前…」
「光、誕生日おめでとう」
今日は彼の誕生日
いつもは彼からするのも今日は彼女から
余韻が残る唇は久しぶりで、物足りなく感じる
何度も重ね気がつけば息が乱れているのは名前の方で…
息が整ったころようやく落ち着いて会話を交わす
「いつまでココ居るん」
「んー、決めてない」
「せやったら…」
「、好きなだけ居ようかな」
「！…そうしろや」
「えっらそーに」
電話やメールでこまめに連絡は取っていようとも
やはり直接会うのではお互いのテンション、モチベーションが違う
いつもは先輩に憎まれ口を叩く財前も今日のこの時ばかりは毒はおろか一切の邪気が無い
丸くそして甘い
「冬も春も会われへんかったもんね」
「浮気してへんやろうな」
「残念。ウチの学校に光より良い人なんていません」
「、ならええわ」
「光こそ、モテるんやろ」
「アホか。ブッサイクしかおらんわ」
遠距離であるが故
疑うなどあまりしたくない会話
しかしお互いを好きであるが為の事
さて今宵は彼の誕生日
久々に会った記念の日
この後のご予定は
如何致しましょう―――
ＥＮＤ
〜反省〜
2012年財前光君の誕生日記念小説です。
財前誕生日をめでとー☆
もうね、カツカツですよ管理人。
てかリアルタイムな方は昨日ぶりですね←
もう忙しくて忙しくて。
これから更新停滞しそう。
あ、もう停滞してた(てへぺろ(蹴
でも頑張るだけがんばりますよ！
数えた結果当作で96作目らしいぞｗ
記念すべき100作をどうしようかって話ｗ
まあ、ほぼほぼ決まってますがな←ぇ
そして101作目をどうしてほしいか連絡ください←蹴
リクエストには応えたいので…
まあ、101作目に限らずリクエストは出来るだけ応えていきたいと思っておりますぞ！
いつでもばっちこーい
あ、でも管理人の書けるキャラにしくださいませ…
そこが一番重要…
改めまして本日は財前光君のお誕生日でした！
おめでとうございます☆
名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
2012/07/20(FRI)
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