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仮面














仮面










クラスの派手な子も、地味な子も
至って普通の子とも、誰とでも仲良くしている彼女、苗字名前

その笑顔に魅せられ、周りにはいつも人、人…


誰もが幸せになるその笑顔に、たった一人違和感を覚えている人物がいた


彼は仁王雅治


彼自身も詐欺師と謳われツクリモノには慣れているはずなのだが
どうしても彼女だけは気になった



幸か不幸か同じクラス
隣の席ではないもののわりと近め

観察するにはもってこいで、暇な授業中はずっと見ていたのだが、
彼女の表情は一変として違和感でいっぱい






「(つまらん)」





と思う一方で、心の中のテニス以外でのワクワク感は久々で

どうにかして素顔を見てみたい
繕った笑顔を剥いでやりたい

と思う気持ちが高まっていた




そんな中思ってもいないチャンスが訪れた


授業には彼女の姿が無い
つまらないと思いサボタージュ

担当教師は女
口から出まかせの嘘をあっさりと信じ教室の外に出る事に成功


その足でそのまま保健室へ

こちらも女医
ベッドぐらい簡単に開けてくれる
そして変に気を使い席を外してくれる


キシキシと音を立ててベッドに横になるとふと気になった隣

カーテン越しでも人がいるのが分かった






「…ん、」

「!!(まさか…)」






カーテンの奥からかすかに漏れた声
寝ていたのかギィと大きくベッドがきしむ音がした


自制心と好奇心が仁王の脳を支配した結果

好奇心が勝った


ゆっくりカーテンの奥をのぞくとこちらを向いて寝ている名前


初めて繕いのない顔を見た






「っ、なんちゅう綺麗な顔しとるんじゃ…」





まさに素の顔
思わず見惚れたその寝顔は、正直良い意味で仁王の想像を覆した






「…寝込みを襲いに来たんですか?」

「っ!?」

「そんな驚いた顔もできるんですね」






眠っていたはずの彼女から発せられた言葉

ゆっくりと開かれた瞼
そしてばっちりと合った目

驚かないわけはなかった






「…お前さん、」

「なーに?」

「今日は仮面、付けとらんのじゃな」

「……付けててほしい?」

「自覚はしとるんか」

「もちろん」






目と目を合わせても抱かなかった違和感

しかしその会話の後に見せた表情には嫌なほどの違和感
やめてくれと言うとあっさり剥がれた仮面の姿






「…なんでそんな仮面」

「わかんない」

「わからんって、」

「でも…誰か見つけ出してくれるって思ってた」

「!!」

「…ありがとう」






誰もが魅せられる仮面の笑顔を打ち壊し

その下の素顔に惚れたのは

常に仮面を被る

詐欺師













END















〜反省〜
もうなんか、すいません。
いや、さーせ。

意味わかんなすぎてどうしよう。
管理人泣きそう。
こんなんが書きたかったわけじゃないのに…

あーもう、低迷期だね。
いや、ずっとまえから低迷期だコノヤロー←
調子良い時なんざねーよ(蹴

あー…これで何作だ。
もうぐ100作だよ
その前に財前誕生日だよ。
そして管理人のお友達様のお誕生日だよもう。

あー忙し。
管理人来週からまたかなり忙しくなりんすからね。
合間見つけて暇作らねば休む暇ねぇー…

あ、でも某○ケモンは進みそうです←
更新は進みませんがね(蹴

とりあえずあれです。
更新遅れてすまん。

せっかく久々に仁王書いたのになぁ…
これじゃあ誰でもよかったよね。
じゃあ今度は誰書こうな。
あ、財前か←

……もう内容には参りません。
明日のアトラクションサイトの情報に期待しましょう←


名前様
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪


2012/07/19(THU)




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