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・(瀬川side)

「ちょ!?瀬川さん!?」

いきなり抱きついたから俺の腕の中で春輝がすごく焦ってる

本当に可愛い

つか

「本気で嫌われてなくてよかった」

俺の独り言のはずだったのに

「そんなはずないじゃないですか」

春輝が俺の独り言に返事をしてきた。
しかも上目遣いで。

可愛いすぎなんだよ、お前は。
無性にキスしたくなったじゃねぇかよ
いや今はまだ我慢だ我慢

つか、本当に嫌われてると思った…
春輝を無理矢理SPRINGに入らせたりとか恐がられるような事をしてきたからな
一応反省はするつもりだけど何も言わずに辞める春輝も悪い

お互い様だ

「あと、春輝。また勝手にSPRINGを辞めたら許さねぇから」

「え!?俺、今SPRINGなメンバーなんですか?」

「あ"?当たり前だろ」

春輝がSPRINGに入らないならここまで頑張ってきた意味ねえよ
今までどんだけ探しまくったか…
今までの俺は、
来るもの拒まず、去るもの追わずだったのに
春輝だけは別だ
早く気付けよこの鈍感ちびが

「でも…」

「あ"?別に辞める理由ないだろうが」

んだよ
そんなに俺やSPRINGの皆が恐いのかよ
って、また春輝が怯えてる…
ちょっと強く言い過ぎたか
でも、もう春輝に逢える時間が減るのはごめんだ
何がなんでもここは譲ってやんねぇよ

まあ春輝のためだからな
ちょっとは考えてやるか

「わかったよ…」

「え!?本当ですか?」

めっちゃ喜んでやがる

「あぁ。春輝のためにSPRINGの奴らに春輝を恐がらせないように言っといてやる」

「え!?」

まぁ最初から春輝を恐がらせた奴はぶん殴るつもりだったけど


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