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友達以上恋人未満!?(瀬川side)
は?
今春樹は、俺と友達になりたいと言ったんだよな。
つか、まだ友達でもなかったのかよ俺達は…
あまりの進展の無さに落胆し肩を落とした。

そんな俺の仕草を春樹が見逃していなかったらしく、

「だ、駄目ですか?」

恐る恐る聞いてきた。
んなの答えは一つしかねぇよ

「駄目なわけがない。」

「ならっ、早く返事を……」

春樹はそれ以上言って、口をつぐんでしまった。
多分、答えを聞くのが恐いのだろう。

俺は、友達になりたくないわけじゃない。
ただ、友達以上の関係になりたいとも思う。

しかし、それなりに順序ってものがある。
友達でもないのに下手に手をだすわけにもいかない。
まずは、友達からの関係をスタートさせるのが順当だ、という考えに至った。
昔の俺と春樹の関係は、チームの頭と下っ端だったわけだし。
そう考えれば、大きな進歩だと思う。
しかも、春樹から申し出があったのだから実に喜ばしいことだ。

自分はというと
焦って春樹との関係を縮めようとした結果、春樹を恐がらせるような事態にまねいたのだから情けない。

まあ、こうして春樹自ら俺に近づいてきたのだから良かったの一言だ。
今までは、逃げられてばかりだったからな。
こうして春樹から近づいてきたことに心から嬉しいと感じる。

こんな俺にお前は、
初めて俺に進展するチャンスをくれたんだ。

だから………



覚悟は出来てるんだろうな。



数秒沈黙があった後、
春樹の申し出に返事をするために自分の身体から春樹を離し、顔を真っ直ぐに見つめ

「ああ、わかった。」

そう言って、俺の本心を述べ続けた。

「まずは、友達から、だ。」

「?、はいっ!ありがとうございます!」

俺の意味深な言葉の意味を理解することもなく春樹が返事をしてきた。

これからが楽しみだ、、

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あきゅろす。
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