大人向けの小説
第3マッスル【新たな仲間と共に成敗せよ!】の巻
『マッシル』に変身でき、様々色んな人や問題を解決してきて早1年が経った。
今では変身する機会も減り、バハウルグの仕事に励んでいる。
マッスルヒーロー『マッシル』で活動しただけ仕事ができなかったから人一倍…いや、人二倍がんばらないとね。
ウェダ「最近『マッシル』現れないわね。」
僕と妻のウェダは自宅できのこ茶をすすりながら今日あった出来事などを楽しく会話していると、ふいにウェダがマッシルについての話題をふった。
セシル「あ、あぁマッシルね、最近問題も事件もないから現れないんじゃないかな?」
(たまにガラハド君が冗談抜きで死にかけてマッシル・ヒールで一命をとりとめるぐらいかな。)
マッシルの正体が僕なのはたとえウェダでも秘密にしている。
ウェダ「そうよね、マッシルがいつも活躍してくれたから平和になったのよね。」ニコッ!
セシル「うん…そうだよね!///」テレッ!
ウェダはもしかして正体に気付いてるんだろうか?
そうじゃなくてもなんだか照れくさく、くすぐったい気持ちになった。
ウェダ「でも、マッティンティンだったかしら?あのマッスルヒーローはちょうど1年前あたりにグリーヴァ君の暴走を1回止めてからずっと現れないわね。」
セシル「あぁ…マッティンティンね…そうだね。」
マッティンティン…。
謎のマッスル・ヒーロー。
絶対ティンが1個余分だと思うがもはや仕方無い。
その正体は身長や体格に声、口調からして完璧にジャスティン君だと思うが、マッティンティンが現れたあの日からジャスティン君と会話をしていない。
いや、出来なかったのだ。
すれ違いばかりで元々ショルグもウルグも別々だし、休日に家を訪ねても不在だった。
去年の愛の日に開催されたエナの子コンテストに本来出場するはずのジャスティン君とグリーヴァ君は不在。
ちなみに男性で唯一出場したガラハド君がミスタープルトになった。
グリーヴァ君は毎年サボりだけどジャスティン君もサボって結局行方知らず。
エナの子コンテストの帰りにジャスティン君と話がしたかったのだが……。
最後にジャスティン君を見たのは去年の25日に人混みに紛れている中で誰よりも長身である彼を少し見かけたくらいか。
案外会おうとしたら会えないもんなんだなとぼんやりと思った。
どうして急にマッスルヒーローに変身できたのかとか、条件はなんだったのかとかマッティンティン…いや、ジャスティン君は知っているんだろうかなぁ…。
セシル「…う〜ん。」
ウェダ「ん?どうしたのセシル?」
セシル「いや…ジャスティン君とずっと話してないなぁと思ってね。」
ウェダ「あぁ、今ならワクト神殿にいるんじゃない?最近は夜になるとワクト神殿で集中してスピリット訓練してるとか…、エリスさんがそう言ってたの。」
セシル「えっ、本当?でも今は深夜だし…さすがにもう疲れてるか寝てるかな。」
ウェダ「何か急ぎの話でもあるの?」
セシル「ん?うーん…、急ぎではないんだけれどね…。さて、僕達もそろそろ寝ようか。」
ウェダ「そうね。」
僕とウェダはきのこ茶とコップを片付け、ベッドで共に眠りにおちいった。
―朝―
ウェダ「じゃあね、セシル」
セシル「うん、またねウェダ」
ウェダ「ねぇセシル、明日…」
(久々にデートとかしたいな。)
セシル「さーて!みっちりしっかり仕事がんばるぞ、と!♪……ん?ウェダさっきなにか言った?」
ウェダ「ううん?」
(そんな真面目なところに惹かれたけれど、ずっとデートとかしていない。ちょっと寂しいな…)
セシル「そう?あ、今日も昨日と同じく仕事漬けだから先に寝てて、じゃあね。」
(今日の予定はもちろん朝・昼・夕は仕事、夜はアルバイト…それと…)
ウェダ「え、えぇ…」ニコッ!
(一緒に晩ごはん食べたかったりしたかったけど…。仕方ない、今日も1人でお酒飲んで寝ましょ。)
僕とウェダはアイシャ湖の手前でお互い手を振ってわかれた。
そのあとはウェダはガアチウルグで仕事、僕はバハウルグで仕事というのが日常。
「ウェダさんおはようございます!」ビシッ!
「今日もガアチウルグでがんばるであります!」キリッ!
「ウェダさ〜ん♪」
ウェダはガアチウルグでアイドル扱いされていていつも活気が出ている。仕事せず訓練ばかりする人すらウェダに会いたさに仕事に励みだしたという効果がでておりガアチウルグ長が感涙したとか。
そんなウェダを妻にもつ僕としても嬉しいし、気付けば思わず鼻が高くなってしまう。
―おっと!
いけないいけない!(笑)
謙虚に謙虚に!
ジャブッ…!
セシル「ん?」
(こんな朝早くアイシャ湖で訓練してる人が…)
セシルは少しアイシャ湖の様子をうかがった。
「あぁっ!ジャスティンさんっ!///アイシャ湖の冷たい水までボクのナカに入っちゃ……あっ!あぁっ!///」
ジャスティン「すぐ温まるさ。ほうら、僕の全部入ったよ…?」ズブブブ…
セシル「Σいけないいけないぃぃ!!;」
(こんな場所でナニやってるんだあぁー!;)
セシルは急いで物陰に隠れた。
セシル「マッ!シル!!」バッ!
バシュンッ!
【説明しよう!セシルはこうしてマッスルヒーローのマッシルに変身出来るのだっ!赤い仮面と赤いボディースーツ、そして赤いブーツと赤を基調としたヒーローの姿になり、今日も成敗!!】
(今さら説明乙w)
ダダダダッ!
マッシル「そこまでだ!///;こんな場所でそんな破廉恥行為は許されないぞ!!」ザッ!
ジャブッ!ジャブッ!
ジャスティン「ほら、自分でも腰を振ってごらん…そうそう、あぁいいよ…」
「あぁーっ!///」
マッシル「お願い!聞いてー!;マッシル・ビーム撃つよもう!;」
ジャスティン「それは困るなぁ。すいませんがこの通り取り込み中なのでちょっと待ってていただけますかね?」ジャブジャブジャブユサユサユサ!
「あ゙あぁぁ〜!///」ガクガク
マッシル「ダメダメダメ!;こんな誰が来るかわからない場所でこんな…!非常識だよ!///;」アタフタ
ジャスティン「ですよね。じゃあ誰も来ないよう見張っててくれますか?」
マッシル「もう怒ったよ!マッシル・ビーム!」カッ!
ビビビビビ!
ジャスティン「危ない!」バッ!
「あっ!」
ジャスティン「ぐわあああぁ!」ビリビリビリビリ!
「ジャスティンさん!ボクを庇って…!」
ジャスティン「い、いいのさ…!さぁ、お逃げ…後は僕がなんとかするから…」プスプス…
「マッシル…!許さないからなっ!」キッ!
青年は服を着ながらマッシルを睨んでどこかへ逃げていった。
ジャスティン「ふぅー…」
マッシル「ジャスティン君!家ならまだしもこんな場所でなんて事を…!」
ジャスティン「いや、僕もさすがに基本的にはここではしないよ。むしろ襲われた方でね、あの青年が寝ていた僕の上に乗っかってきたんだよ。」
マッシル「よくもそんな嘘を…」
とはいえ、ジャスティン君は下で、青年は上だった…。下半身だけアイシャ湖に浸かっていて……
そう言われたらあながち嘘でもなさそうに思えてきたけれど…いやしかし!
ジャスティン「まぁ、後で僕もあの子に注意しておくから。いやー、最近の子は大胆だよねぇハッハッハ。」
マッシル「…マッシル・ヒール!」ピカー!
ビームによって怪我をしたジャスティン君を回復させて治した。
ジャスティン「あれ?いいの?」
マッシル「君の言葉を信じるよ。」
ジャスティン「さすがマッシル!そうだよ、僕は被害者なんだよっ!でも僕の寝ている姿さえ青年を魅了させてしまったのは僕の罪…」ファサッ!
マッシル「マッシル・ビーーム!!」カッ!
ビビビビビビビ!
ジャスティン「」プスプス…
・
・
・
―ジャスティンの家―
ジャスティン「ビームしてはヒール、ビームしてはヒールと、中々サディストなところがあるんじゃないかいマッシル。ふふっ!」
マッシル「それより君に聞きたい事があるんだ。」
ジャスティン「どうぞどうぞ。僕の上向いたドラゴンゲイルもいつの間にか萎えてるしね。ヒール効果?」
マッシル「ずっと聞きたかった事があるんだ。その…ジャスティン君は…」
(まずは本当にマッスルヒーローのマッティンティンかどうか…)
「キャアアァア!」
マッシル「Σ事件か!」
ジャスティン「マッ!」バッ!
マッシル「ん?;」
ジャスティン「ティンティーン!!」カッ!
ピカアアアァァアッ!!
マッシル「Σなっ…!?」
ジャスティン「説明しよう!体も心も度胸も器もチンポもなにかと色々デカイそんなナイスガイな匿名希望J氏(13才)はマッスル・ヒーロー【マッティンティン】に変身出来るのだ!」
マッシル「」
マッティンティン「さぁ行くぞマッシル!あの悲鳴はエリスさんだよっ!」ダッ!
マッシル「」
マッティンティン「ぼやぼやするなどうしたんだマッシル!」キリッ!
マッシル「Σ誰のせいだよもおおぉ!!;」
ダダダダダッ!
マッシル「どうしました!?」
マッティンティン「エリスさん!明日は(10才の)誕生日ですねっ!プレゼントご用意しますから是非明日受け取って下さい!♪」ワクワク
マッシル「Σ君もう帰れ!;ところでエリスさん、先程の悲鳴は…」
エリス「あぁ、大した事じゃないの、悲鳴あげたりしてごめんなさい。」
ガラハド「そうそう!たまたま俺がエリスに駆け寄って走って転んだらたまたま強風が吹いてたまたまエリスのスカートがめくれてたまたま転んだあとに見上げてた俺の視界にエリスの純白のパンティが見え…///」
パシンッ!
ガラハド「ぶべらっ!///」
エリス「……とまぁ、そんなわけよ。」
マッシル「じゃあ私らの出番もないですね、では…」
エリス「あ、待って!久々にマッシルとマッティンに会えたんだし」
マッティンティン「『マッティンティン』ですっ!」
パシンッ!
マッティンティン「ありがとうございますっ!///」ゾクゾク
エリス「解決してほしい事があるの。」
マッシル「え、なんですかね?」
マッティンティン「興味深々です。」
・
・
・
―ミダショルグ長邸―
エリス「ハーディスに言うと大事になるし、あなた達男性に言うのも少しあれなんだけれど…」
エリスはきのこ茶を注いでマッシルとマッティンティンに渡した。
マッシル「いえ、遠慮せずに私らでよければなんでも言ってください。」
エリス「実は…昨日、私の下着がいくつか盗まれたの。」
マッティンティン「ブホォッ!」
マッシル「ブバァッ!」
2人は盛大にきのこ茶を吹いてしまった。
マッシル「ゲホッ!失礼!しかしなんて事件だ!絶対犯人を探して成敗しますね!!」
エリス「お願いね、どうしても犯人がわからないから困っていたのよ。事件が事件だからさすがに言い広めれないし…便りにしてるわ。」ニコッ!
エリスの下着泥棒とは一体誰なのだろうか!?
マッシルとマッティンティンの2人なら必ず犯人を見つけ成敗できる事であろう!
行け!我らがマッスルヒーロー!!
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ガラハドがエリスのスカートが強風でめくれてパンツ見てしまったのは本当に偶然です(´ω`)
マッティンティンは自分好みの人物のみしか助けません。なんてヒーローだ(笑)
2013/5/9
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