プルト小説 もしも『試合会場建設開始!』が創作だったら ※あの世シリーズ『試合会場建設開始!』を一通り全部読んでから読んで下さいませm(__)m ━━━━━━━━━━━━ ミロ「……っていう結末でいいかな?」 グリーヴァ「うぅ゙っ…!最高だ…!良かった…!」グスッ! ミロ「ふぅ、やっと結末のお許しがでたよ。何度やり直されたことか…」 ガラハド「なにこの怖い結末!;大体俺はグリーヴァと一緒に生首エンドなんて嫌だぞ!;それにグリーヴァどんだけ強いんだよ盛りすぎだろ!;」 ミロ「まぁまぁ、所詮創作だし、グリーヴァ君の『オレ最強!ガラ兄はオレに激ラヴ!!』の要望通りに話を作ったら必然的にこうなっちゃったんだよ。それに『ヒロインはエリスで、俺とエリスのラブシーン有り』というガラハドさんの要望もちゃんと…」 ガラハド「俺はエリスと平和でベタベタなラブラブな展開で良かったのに!;いや、エリスのナイトとかこれはこれでアリだけど最後俺エリスと結ばれてないよな!?;」 ミロ「僕こう見えても恋愛モノはハッピーエンドより切ない系のが好きなんだ。」 ガラハド「Σ知らねぇよ!;それになんでお祖父様まで登場!?;狙ったかのようにタイミングよく登場してるしご都合過ぎる!;」 ミロ「ははは!創作なんだしそんなもんだよ!♪あとヒロインといえばモテて守られて、が基本じゃないか♪」 グリーヴァ「グスッ!ガラ兄…ガラ兄がオレの後を追ってくれた…すげぇ嬉しいー!!♪」ガシッ! ガラハド「Σ後なんか追ってねーっての!;抱きつくな;それにお前あの結末どー見てもバッドエンドだろ!;」 グリーヴァ「ガラ兄と一緒に封印…///」ウットリ… ガラハド「いかん、病んでる…!;」 ミロ「ふふ、それだけガラハドさんが好きなんだよ。」 ザッ! グレイ「楽しそうだね?」 ミロ「あ、グレイさん、どうしました?」 グレイ「どうしたもこうしたも、事前に指定した休憩時間とっくに終わってるんだけれど?」ニコッ! ミロ「あちゃー。すいません。すぐ試合会場建設の続きにとりかかりまーす!」タタタッ! グレイ「それにミロ君とグリーヴァ君の休憩時間がとっくに終わったのを伝えに来たガラハドまで一緒になってミロ君の話に夢中になるなんて…」ハァ ガラハド「わ、わりぃグレイ!ついつい聞き込んじまってさ…!;」アセアセ グリーヴァ「おいグレイてめーいちいち休憩時間とかこまけーんだよ!急かしたトコロで試合会場は逃げねーっつのバーカ!」 グレイ「グリーヴァ君、そんな口聞くとジャムクレープあげないよ?」ニコッ! グリーヴァ「Σっ!」ビクッ! グレイ「折角おやつにとジャムクレープあげようと思ってたのに、休憩時間過ぎてても遊んでいるし…しまいにはそんな態度とるんだ?へぇー。」スッ! グレイはジャムクレープを取り出し、グリーヴァに見せつけた。 グリーヴァ「あう…!;さっきのナシ!冗談!」オロオロ ガラハド「どっちだよ」 グレイ「もうジャムクレープ食べちゃおっと。」バクッ!モグモグ… グリーヴァ「Σああぁっ!!;」ガーン! グレイ「んー美味しい!」モグモグモグゴクンッ! グリーヴァ「う〜〜!」グスッ! ガラハド「ジャムクレープで泣くのかよ;」 グリーヴァ「グスッ!グレイなんかキライだ…!こんな奴がガラ兄の双子の弟とか信じねぇ…グスッ!」モソモソ… グリーヴァは眼に涙をためてガラハドにしがみつき、そのままガラハドの胸ですすり泣いた。 グレイ「ははは、すごいなつかれてるね?」 ガラハド「まぁな;もう慣れた;」 ガラハドは苦笑しながらグリーヴァの頭をポンポンと優しくたたいた。 グレイ「グリーヴァ君、ごめんって。ちょっと意地悪し過ぎたよ。」 グリーヴァ「…………。」 グレイ「ほら、ジャムクレープあげるからコッチ向いて?」スッ! グリーヴァ「!!」クルッ! グレイ「ジャン♪もう1つジャムクレープ持っていたのでした〜♪」 ガラハド「お、良かったなグリーヴァ。」 グリーヴァ「食べる!早くよこせグレイ!」パアァ! グレイ「『よこせ』?『グレイ』?」 グリーヴァ「な…なんだよ…!」 グレイ「そうだなー…『食べさせて?グレイ兄ちゃん♪』って言ったらあげるよ。」ニコッ! ガラハド「うわ;」 グリーヴァ「Σはあぁ!?てめーふざけんなよ!食べさせて?グレイ兄ちゃん!!」 ガラハド「Σ言うのかよ!;」 グレイ「ははは、可愛いね。ほら、アーン。」スッ! グリーヴァ「アー…」 グレイ「なんてね?」バクッ!モグモグモグモグゴクンッ! ガラハド「あっ(笑)」 グリーヴァ「」 グレイは口を開けていたグリーヴァの目の前でジャムクレープを食べた。 グレイ「ふ、くくっ、その顔…!懐かしいなぁ、生前はまだ小さかったギュスもよく引っ掛かってくれたものだ。」シミジミ… グリーヴァ「」 ガラハド「Σハッ…!?おいグレイ!;早くジャムクレープあげるか土下座して謝れ!今すぐ!;」 グレイ「もうジャムクレープ無いよ。それになんで土下座…」 ガラハド「Σ馬鹿!;グリーヴァがキレたらヤバいんだって!!;あああぁグリーヴァ!;頭撫でてずっと慰めてやるから暴れんなよ!;」ナデナデナデナデ! グリーヴァ「…ぁ……」 グレイ「ミロ君の創作話、途中まで聞こえてたよ。暴れるったってあそこまで被害でるわけないでしょ。」 グリーヴァ「あああああぁあぁあああ!!!」ドウッ! グレイ「!? なんだこのとんでもない魔力は…!!;」ゾワッ! ガラハド「あああぁあ………オワタ…」ブワッ! グリーヴァの身体中から凄まじい闘気と魔力が溢れ、グリーヴァのまわりに渦巻いた。 グレイとガラハドは渦の風圧でもはや葉っぱ同然に吹き飛び、そして建設中の資材や人々も、何もかもが等しく吹き飛んだ。 グリーヴァはただただ、地面に突っ伏して泣いている。 もちろんグリーヴァ自身、轟音や悲鳴は耳に入っていないし自身から溢れ出ている渦にも気付いてはいない。 ジャムクレープが食べれなかった、ただその悔しさだけがミロの創作話とはまた違った1つの悲劇を生んだのであった。 ゴオオオオォー!! ガラハド「うおおおおお!;回る回る回る!!;」 ヒイィー!ギャー! タスケテクレー! グレイ「あばばばばば!」 ミロ「なになになに!?;」 セシル「うわああぁ!?何だこれは!!;」 ウェダ「きゃああぁ!;」 ゴオオオオオォオオオ!! グリーヴァが無自覚に発生させた巨大な竜巻は、グリーヴァが泣き疲れて寝るまで消えなかったという。 ―その頃― スタスタ… ハーディス「…さて、と。エリスは元気かな?」キョロキョロ 下界(プルト共和国)で老衰し、また『あの世』に戻ってきたハーディスは辺りを見回す。 …ヒラヒラヒラ… カサッ! ハーディス「ん?…紙?」ガサガサ… どこからか紙が飛んできてハーディスは紙を見る。 ハーディス「これは地図…?『花畑×』、『金色の滝』、『温泉』……へぇ、詳しく書いてあるな…。」 (『花畑×』って何だ?花畑が枯れたのか?まぁいい、目印もルートも書き込んであるし、温泉があるならエリスと温泉に行くか。) ハーディスは乱雑に紙をズボンのポケットにねじ込み、エリスの家へと歩いた。 ━━━━━━━━━━━━ てことで『あの世もしも編』もスタートしました。 (^-^)/笑 あの世シリーズの『試合会場建設開始!』1ページ目の『―数日後―』から全部ミロの創作話で、実際はまだ試合会場建設中だったという話って事で。 試合会場建設中に仲良くなったグリーヴァとミロは休憩中に雑談。 ミロはおしゃべりで話すのが大好きなのでグリーヴァに『もし試合会場が完成したらこうなるんじゃない?』と話し出す……みたいな。 ピクニック以降の話がミロの創作話ってどんだけ大掛かりなんだよ(笑) なんかややこしくてスイマセン(^-^;笑 しかし結局どっちも建設中の試合会場や辺りが吹き飛ぶ惨事になっとる(笑) お手紙に『ガラハド可哀想』、『ナキアさんの薄情M!!(;o;)笑』なご意見を3通頂いたので 『グリーヴァは可哀想ちゃうんかい(^q^)w』と内心ツッコミながらこの話を書きました(´ω`)笑 これでもう『薄情M』じゃなく『温情M』と呼ばれるハズだ…(´ω`)wwW 2013/5/22 [*前へ][次へ#] [戻る] |