プルト小説
ジャスティンのスタイリング(ジャスティン+ハーディス+リディア)
ハーディス「リディア…髪ボッサボサだな…。」
リディア「訓練してたし仕方ないでしょパパ。あ、そうだ、邪魔だしもう切ろうかな。」
ハーディス「Σあーダメだダメだ!切るのダメ!絶対!」
リディア「なんでよ。ネイル姉さんみたいにバッサリいきたいんだけど。」
ハーディス「リディアだけはダメだ!」
リディア「だからなんでよ!」
ハーディス「せっかく髪の色以外はエリスに似たんだからさ、ちゃんと手入れしたらエリスみたいに綺麗な髪になるんだし……」
リディア「ばっかみたい!エリスエリスって、私はママじゃないわ!」
ハーディス「うーん、そりゃそうなんだけどな。でもやっぱ女の子だし、身だしなみとかちゃんとしたらもっと綺麗な……」
リディア「あぁもう!………ほら、これでバッチリでしょ!?」サッサッ
リディアは指でササッとテキトーに髪を整えた。
ハーディス「な、なんておおざっぱな…しかもバッチリじゃないし…。」ガクー
ジャスティン「やれやれ、見てられないなぁ。僕がリディア姉さんを綺麗にしてあげよう。リディア姉さんとお義父さん、そして僕の為にね!」
ハーディス「Σっ!?い、いきなり現れるんじゃない!」ビクウゥッ!
ジャスティン「ふふっ、ごめんねお義父さん。さっきの驚いた表情とても可愛かったよ。」
ハーディス「なななにしにきた!?」
ジャスティン「さっきも言った通り、僕がリディア姉さんをスタイリングするのさ!僕がね!」
・・・・・・
ハーディス「…微妙だな…色々と…。」
ジャスティン「ははは!僕がただの訓練好きじゃないところを見せてあげましょう!さてリディア姉さん、逃げようとしてるとこ悪いけど大人しくしてもらうよ?」
ガシッ!
リディア「くっ!」グギギギ…
ジャスティン「まぁまぁ、悪いようにはしないよ。それによく母さんをスタイリングしているしね、任せてよ。」
ハーディス「は?おいお前…」
リディア「別に髪なんてどうでもいいでしょ、髪があるからって強さには関係ないしさ。むしろ無い方が試合や訓練の時にジャマにならなくていいのよ。」
ハーディス「………。」
(まさにオレと同じ意見だし……。エリスの姿をした自分を見ているようだ。)
ジャスティンはどこからかクシとセイシルの芳香らしき物を取り出し、リディアの髪を綺麗にしようと取りかかった。
ジャスティン「全く、勿体無い事この上ないよ。でも、そんなワイルドなリディア姉さんも素敵だけれどね。それにしても容姿は髪色以外は母さんとそっくりなのに、中身はまんまお義父さんだなぁ(笑)」
ハーディス「オレはそこまでおおざっぱじゃないぞ。それよりエリスをスタイリングしてるって初耳なんだが?」
ジャスティン「あれ?知らなかったんですか?」
ハーディス「…っ!オレのエリスにベタベタ触るんじゃない!それにだ、リディアの髪に今触らせてるのも若干気に食わないというのに。」
ジャスティン「あらら、ヤキモチですか嬉しいなぁ、心配しなくてもお義父さんが望むなら僕はいつだってスタイリングでもなんでもお義父さんに付き合いますよ?♪」
ハーディス「………。」
(お前にじゃない…)
ジャスティン「なんでどん引きするんです。僕なにか変な事言いました?」
リディア「そうよパパ、感じ悪いわよ。」
ハーディス「リディアは黙ってなさい。」
リディア「チッ!クソ親父が。」
ジャスティン「リディア姉さん、罵るなら僕を罵って?」
リディア「ばか。」
ジャスティン「あひゅうvありがとうございます」ゾクゾク
ハーディス「ずいぶん仲が良いんだな…」
ジャスティン「僕はお義父さんとも仲良くしたいというのに、一体僕の何が気に食わないんです?」
ハーディス「…………エリスにベタベタ触る。」
ジャスティン「ベタベタとはとんでもない。お母さんっ子なだけですよ。実の父さんは僕に関心や興味が無かった人でしたから余計にね。ははは。」
ハーディス「あー、その事なんだが、お前のその結婚相手の女性の名前がエリスで…しかも母親のエリスと名前も年齢も同一な女性と結婚したと聞いたんだが……」
ジャスティン「えぇ、ですけど母さんと僕の妻のエリスは【一切他人】ですよ?」
ハーディス「…えーと…、他人なのはわかっている、うん。だが、どうやったか知らないが母親のエリスと瓜二つな女性が移住してきて結婚とかあり得るのか?」
ジャスティン「あり得たからこそ結ばれて、母さんやエリスそっくりな可愛いベアトリクスが誕生したんです!いやぁ奇跡です奇跡!♪」
ハーディス「もういい、なんだか疲れた…。」
ジャスティン「お気持ちお察しします。」
ハーディス「Σなにがだよ!よくもぬけぬけと…。やっぱりお前だけはなんか苦手だ。」
ジャスティン「僕はお義父さんの事を実の父よりも好きなんですがね。僕好みのイケメンだし強いし、自由気ままで他人からみれば取っ付きにくい性格、しかも訓練ばかりで近所付き合い悪すぎで、結果お義父さん御自身のお葬式の出席者が家族のみだったけども、なんだかんだで家族を一番愛してましたしね。」ペラペラ
ハーディス「やたら詳しすぎるんだがどうなのこれ。」
ジャスティン「にぶいなぁもう、だから好きって事ですよ!」キリッ!
ハーディス「やめてくれ気持ち悪い。」
ジャスティン「さてと!リディア姉さん、もういいですよお疲れ様でした!どうです?母さんみたいに綺麗になりましたよ?」
リディア「すごい、髪がサラサラだわ…。」
ハーディス「き、綺麗だ………。まるで一枚の絵画の様だ…。」
リディア「じゃあもういいわね?訓練行ってくるわ!」
ダダダダダ!
ハーディス「えっちょっ待っ…」
ジャスティン「あぁ、あんなに髪を振り乱して走っちゃって…。もうちょっと目に焼き付けたかったな。」
ハーディス「………ゴホンっ!お…、ジャ、ジャスティン。」
(こいつ、生前は父親からあまり愛情をもらわなかったのなら、エリスは議長で多忙だったし案外さみしい思いをしたのかもな。とすると、無駄に明るいのは演技なのか…?)
ジャスティン「えっ?」ドキッ!
(名前で呼んでくれた…)
ハーディス「またその時はリディアをスタイリングすればいいだろう。それと今度はベアトリクスと一緒に遊びに来い。オレと血は繋がってなくとも大事な息子と孫だしな。」
ジャスティン「! もっ、もちろんです!喜んで!」
ハーディス「………っ、訓練行ってくる!!///」
ダダダダダ!
ジャスティン「ははっ、お義父さんも大概可愛いなぁ。こんなこと言っちゃだめだけど、父さんよりお義父さんの子どもとして生まれたかったな。」
議長になって、議長に相応しい様にとひた向きに負けず嫌いな性格になっていった母さん。
大分年齢差がありながらも議長である母さんと結婚してお義父さんを失った母さんを支え、釣り合おうと外面が良かったそんなみんなのアイドルだった父さん。
まわりは「立派で良いご両親で羨ましいよ」と賞賛した。でも、母さんは愛情を注いでくれたけれども議長職に母さんをとられてあまり甘えれなかったし、父さんは他の家庭の子ばかり褒めては外面ポイントを稼ぐばかりで父親なのに父親っぽくなくて寂しかったなぁ。
あぁ、そうか、やっとわかった。
飢えているから無意識的に満たされようと欲していたんだな、僕は。
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あれ、なんか若干切ない系になったような(笑)
どっちにしろジャスティンは飢えてなくとも飽くなき変態キャラですがね(^p^)w
議長エリスがPCの時に息子のジャスティンの成人式にキャラチェンジする前に当時のPCエリスのキャラパスをとり、そしてあらかじめ前もって移住。
最高年齢出産の記録を塗り潰そうと移住させたエリスと、キャラチェンジしたPCジャスティンは晴れて夫婦に。
そしてエリスそっくりなベアトリクスが誕生(^-^)☆
ジャスティンは2系顔好き(^p^)
ついでに精神年齢はハーディスより上かと思われ
( ^ω^)
2013/3/30
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