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プルト小説

ランディ「えーと、急に呼ばれたけど何?」

ローザ「ランディ、率直に聞くけれど、セルフィとエクレア、どっちと暮らしたい?」

ランディ「ほんとに率直だなローザ姉さんは;」

ローザ「さあさあ。」

ランディ「エクレア、イヤならイヤとローザ姉さんにはっきり言わなきゃ。」

エクレア「そんなんじゃないってば;」

ローザ「そうよ失礼な弟ねぇ。」

ランディ「んー、そうだな、エクレアがいいのならエクレアと暮らしてみたいかな。」

ローザ「空気読みなさいよ。」

ランディ「えぇ?;」

エクレア「ランディ、それってつまりセルフィおばあちゃんより私の方が…?」

ランディ「いや、セルフィとは前から交流してたし、エクレアはこの村に住んでからもなんだかんだで二人で喋る機会そうそうなかったしって思って。セルフィもエクレアも同じくらい愛してるよ。」

ローザ「そ。わかったわ、帰っていいわよ。」

ランディ「はいはい;なんだかよくわからないけど、またね、エクレア。」

エクレア「あ、うん;」

ランディは家を出た。


ローザ「エクレア、ランディとあんまり会話してなかったのね。」

エクレア「え、だってセルフィおばあちゃんもいるし、私はピサロ達と宝珠の果実の栽培とかしばらく頑張ってたし…、今更ランディとイチャイチャしてもって感じ?ランディの事は愛してるけどね。」

ローザ「ランディがセルフィと超ラブラブになる状況は難しいわね。」

エクレア「他に何かシェイドに通じる手は無いかな〜…。」ウーン

ローザ「エクレア、あなたバハシンにいた時にレアな水晶とか便利アイテムがっぽり持ってんでしょ?なにかないの?惚れ薬とか本音を言わせる水晶とか。」

エクレア「そんなムチャクチャな;」

ローザ「チンタラしてたらシェイドが下界に呼ばれて誰かと結婚しちゃうわよ。」

エクレア「…あ!本音を言わせるとか、多少素直にさせる水晶なら持ってたかも!」

ローザ「あるじゃないのよ。」

エクレア「シェイドには悪いけれど…」

ローザ「あるものは使ってこそよ。」

エクレア「取ってきます!///;」

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エクレア「この水晶、相手に向けて念じれば思ってる事を言ってくれるのだけれど、その相手本来の精神力とか言いたくない気持ちが強いと本心を言ってくれない時もあるみたいで。」

ローザ「あ、ちょうどガラハドさんが歩いているわ。私がガラハドさんの相手するからエクレアは影でこっそりガラハドさんに水晶使って。」

エクレア「う、うん。」


タタタッ!

ローザ「ガラハドさん。」

ガラハド「あ、ローザさん、俺に何か用ですか?」ニコッ!

ローザ「うふふ、実はガラハドさんに質問が…。」ニコッ!

ガラハド「はいはい、何でも聞いてくださいよ♪」デレッ
(あーイイニオイ…。可愛いなぁローザさんは。)

ローザ「エリスさんの生き写しのようなベアトリクスさんいるじゃないですか?正直ベアトリクスさんがガラハドさんに好きって言われたらやっぱり付き合っちゃいます?」

ガラハド「Σえ!?///;なに?もしかしてベアトリクスがそんな事を…!?///」

ローザ「もしもの話ですよ〜。」

ガラハド「そりゃ、ベアトリクスがその気なら付き合いたい気はあるけど俺はエリス一筋ですから///;」

ローザ「あらあら。」
(エクレア、今よ!)

ローザは手でエクレアを合図した。
エクレアはガラハドに水晶を向ける。

ガラハド「………えーと。」

ローザ「本音は?」ワクワク

ガラハド「本音も何も俺はエリス一筋ですって。」キリッ!

ローザ「まぁ、さすがガラハドさん!」

ガラハド「ははは…///;なんか照れるというかスッキリしたような///」

ローザ「それでは失礼しますね。」ニコニコ
(ガラハドさんの顔付きが一瞬かわったから水晶の力は本当っぽいわね。あ、そうだわ!)


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     ・

ー広場ー

ローザ「見つけた、グリーヴァ君!」

グリーヴァ「ふみっ?」クルッ!

幼児化しているグリーヴァは、ベンチでセシルとクッキーを食べていた。

セシル「やあローザ。」

ローザ「おやつタイム中だったのね。グリーヴァ君に質問があります!」

グリーヴァ「ふみー?」サクサクモグモグ

ローザ「グリーヴァ君は、本当にゲイやバイでは無いのよね!?」

セシル「ブフォっ!?ローザなに質問してんの!;」ゲホッ

グリーヴァ「ちがうもーん。」

ローザ「わかってるけどたまに不安になるのよ;」
(水晶使って、と。)

グリーヴァ「………うん、本当に、オレは男より女がいい。」

ローザ「そうよねー。」ホッ!

グリーヴァ「ふみっ!」モグモグ

ローザ「じゃあさ、女性の中で誰を一番愛してるの!?」
(水晶!!)

グリーヴァ「え、そんなの決まってるだろ〜?今一番愛してるのは……」

ローザ「愛してるのは?」ドキドキ

グリーヴァ「………ふみっ?な、なんか胸がいたいー!」

セシル「グリーヴァ君大丈夫?クッキー詰まった?;」

グリーヴァ「ちがうー!でもなんかちょっといたいー!」グギギ…

ローザ「…!」
(水晶の力に抵抗してるのね!水晶オフ!!)

セシル「とりあえず横に…!」

グリーヴァ「あ、おさまった。」

セシル「そうなの?よかった…。でも一応お家に帰ってゆっくりしたら?」

グリーヴァ「ふみぃ…。」

セシル「その方がいいよね、ローザ。」

ローザ「そうね…。」
(即答せず抵抗したなんて…。一番はヘルミーナ?私?それとも…?)


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ローザ「てなわけで、言いたくない事には多少胸が痛くなるみたいよ。がんばんなさい。」

エクレア「うん、わかった。ありがとう!」

ローザ「でも相手があのシェイドでしょ?抵抗しまくりで何も言わないかもね〜。」

エクレア「そうかも、エリスさんやジャスティンさん、シェイドあたりなんかは絶対抵抗しまくりそう;」

ローザ「一筋縄じゃ行かない相手ほど本心が気になるわよね。」

エクレア「うん;」

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