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プルト小説

ー塔・1階ー

シェイド「ふーん、ウルリッヒの奴に内緒でサプライズプレゼントね…。」

エクレア「そうなの。ほら、ウルリッヒ伯父さんはバハシンでお気に入りのワインレッドのカーテンとかがリアさんによって処分されたみたいだから、布をワインレッドに染色してプレゼントして喜んでもらおうかなって。」

※ウルリッヒはエクレアの父であるゾズマの兄。

シェイド「で?ピサロや…お前の旦那のランディとかにも染色した布をプレゼントするのか?」

エクレア「ううん?ウルリッヒ伯父さんだけだよ。なんだかんだでウルリッヒ伯父さんにはお世話になってるし……ピサロやランディにもなにかあげた方がいいかな?」

シェイド「知らねーよバカ;」コツン

シェイドは呆れながらエクレアの頭にほんの軽く拳を落とした。

エクレア「Σ!!」

シェイド「ワインレッド色ね…。虫の体液とかでどうにかそれに近い色を出せるとは思うが…少しその材料を探すから待ってろ。」ガタガタ

シェイドはエクレアから離れ、壁にある小さめの棚の引き出しをいくつか開けて探し始めた。

シェイド「前にヘルミーナを赤毛にしたからな…。足りるといいが…よし、この瓶、これだ。待たせたなエクレ…」クルッ!

エクレア「………///;」カアァ…

シェイド「は?;なに真っ赤になってんだ。風邪か?」

エクレア「ちが…///;」マッカッカ

シェイド「ならいいが。あと服、着替えてこい。汚れてもいい服かつ動きやすくてヒラヒラしてないやつ。」

エクレア「シェイドはカジュアル系のファッションのコが好みなの!?///;」ズイッ!

シェイド「カジュ…?誰だカジュアルとかいうソイツは。言ってる意味がわからんし近い、離れろ、そして着替えてこい。汚れてもいい服が無いなら貸してやるが…。」

エクレア「へっ!?シェイドの服を私が着ちゃうの!?///;キャアァ!!///;」

シェイド「なんなんだお前…。やる気が無いなら俺は帰るぞ。」ゲンナリ

エクレア「えっ!?あっ!違うの!///;ごめんシェイド!;たださっきのがすごい嬉しくって舞い上がっちゃっただけなの…///;」

シェイド「俺が何をしてそこまで舞い上がってんだよ;なんにもしてないだろが。」

エクレア「さっきの…私の頭コツンってしたじゃない…ううぅ〜…///;」

シェイド「それだけでか?;」

エクレア「シェイドからしたら大したことないだろうけど、私からしたらシェイド自らが私に触ってきたのなんてもう恋人同士時代以来…!///;うわああぁん!///;」

シェイド「!;バカお前ちょっと黙れ!;」

エクレア「うぅ〜…!///;ごめん、なんか涙が止まんない…グスッ!」

シェイド「あぁもう来い!;」グイッ!

冷や汗をかいているシェイドはエクレアの手をひき、シェイドの家まで走った。

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