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プルト小説
その3(ハーディス+エリス+ガラハド+ジャスティン)
ザッ!

ハーディス「ジャスティン貴様…!」

ハーディスは土にまみれた状態でジャスティンを睨んでいる。

エリス「ハーディス!!」

ジャスティンはエリスの前に出てエリスを手で制した。

ジャスティン「お義父さん、まだ暴れ足りませんか?それなら僕がお相手しますから、ガラハド君の事はもう許してあげて下さい。」

ガラハド「おい!俺はまだ戦えるぞ!正直『連続龍的光波』はもうご遠慮願いたいがな!!」ガバッ!

エリス「こら!ジッとしてなさいガラハド!」グイッ!

ガラハド「はいv」
(さっきちょっとエリスのオッパイ当たった!!///)

ハーディス「……わかった。オレも少々やり過ぎた。」

ガラハド「………。」
(少々!?)

ジャスティン「ふぅー、良かった!お義父さんが相手じゃ僕でも敵いませんからね。」

ハーディス「………。」ギロッ!
(嘘をつくな)

ジャスティン「わー、そんな睨まないで下さいよ。でも今の魔力消耗しているお義父さんなら僕は完璧に勝てますけどね。」

ハーディス「チッ!」ペッ!

ジャスティン「ワ、ワイルド…////」ドキッ!

ハーディスはジャスティンの次にガラハドを睨んだ。

ハーディス「おいガラハド、大した事ないだろう。いつまでエリスに引っ付いている!」

ガラハド「お祖父様どんだけ戦いモードになると豹変してんだよ。…ん?」

ツカツカツカ…

エリス「ハーディス!」
ハーディス「なんだエリ…」

パンッ!!

乾いた音が響いた。
エリスがハーディスにビンタをしたのだ。

エリス「ガラハドはあんたの孫でしょ!?どうしてここまでする必要があるの!?しばらくはあんたの顔なんて見たくないわ!!」ドンッ!

そう言ってエリスはハーディスの胸を突き飛ばした。
それによってハーディスは少しよろめく。

ハーディス「なんだとぉ…!?」ブルブル…

エリス「ここの花畑も…!またあんたと一緒に来たかったのにこんな焼け野原にして!ハーディスなんか大嫌いよ!!」

ハーディス「言わせておけば…!!」ギリ…ッ!

ハーディスはうつ向き、両拳に力を込めている。


ハーディス「ひどい!ひどすぎるよ エェ〜ン!!」
エリス「自業自得じゃない!」

ジャスティン「泣きました」
ガラハド「あぁは泣きたくないな」

ハーディス「エリスぅ〜!」
エリス「あぁもううっとおしい!近寄らないでちょうだい!」

ハーディス「ごめんってば〜!」メソメソ

エリス「ガラハドに謝りなさいよ。」

ハーディス「あ、それは嫌だ」

エリス「吹き飛びなさい。龍的光波!」
ハーディス「エリ」

カッ!
ドオオォォーンッ!!

ジャスティン「わぁ。」
ガラハド「お祖父様が本当に吹っ飛んだぞ…」

エリス「これで当分は大丈夫でしょ。」

ジャスティン「じゃあ僕は訓練があるからこれで。」

エリス「あら、もう行くの?」

ジャスティン「はい、名残惜しいですがね。今回は不意をつけたから勝てたんです。」

エリス「なんにせよあのバカを止めてくれてありがとうジャスティン。格好良かったわよ!」

ジャスティン「いやぁ///」テレテレ

ガラハド「えー…っと、つまりは、ジャスティンが俺を助けたんだよな。感謝する!」

ジャスティン「ガラハド君、僕は最初から見てなかったからわからないけれど、お義父さんを挑発したんだろう?だめだよー めっ!」

ガラハド「『ガラハド君』じゃなく『ガラハド』でいい。」フッ!

ジャスティン「僕もやろうとしたら連続龍的光波が撃てるんだけど。」

ガラハド「調子こいて失礼した!っアイテテテ…!」ズキズキ

エリス「ばか。」

ジャスティン「うむ。じゃあまた会いましょうお母さん、ガラハド!」

タッタッタッタ!


エリス「………はぁー…もう…。」

ガラハド「エリス?」

エリス「ハーディスも悪いけど、仕掛けたあんたも悪いのよガラハド。」キッ!

エリスはガラハドに肩を貸し、川の近くへ歩いた。

ガラハド「うぅ…!だ、だって…」

エリス「とにかく、まずは川で顔と傷口を洗いましょうね。」

エリスはガラハドの頭を乱暴に掴み川に突っ込ませる。

ガラハド「ガボバボボボ!」ブクブクブク
(怒ってらっしゃる…当たり前か。)

ザバッ!

エリス「ボロボロのその服は…、ともかく舟に乗って私の家まで行くわよ。」

ガラハド「えっ?エリスの家ってあるのか?大体ここの皆はテントとかだろ?」ポタポタ…

エリス「ハーディスが建てて私にプレゼントしてくれた家があるのよ。さぁ舟に乗ったわね、揺れるから気をつけて…大丈夫?行くわよ。」ギーコ…
(川の流れが緩くて良かった。これなら余裕でいけるわね。)

エリスは漕いで舟を動かした。

ガラハド「! うううぅ…!」ブルブル…

エリス「どうしたの?どこか痛いの?」ギーコギーコ…

ガラハド「心が痛いぃぃい!こんなハズじゃ無かったのにいぃぃもおぉお!!」

エリス「ガラハド、あなたも十分強かったわよ。」ギーコギーコ…

ガラハド「Σあああぁあやめてやめて励まさないで!!余計惨め!!お祖父様相手にあんなにカッコつけて挑んだのに…それに舟は俺が男らしく漕いでリードする予定だったのに…もうダメだ…」

エリス「バチが当たったのよ。」ギーコ…

ガラハド「いやいいんだ、逆に言えば男としての面子は儚く散ったけど今エリス独占してるのは誰でもなく俺だから。へへへーだ。」

エリス「……やっぱりあんた、ハーディスの孫なだけあるわ。」ギーコギーコ…

ガラハド「……グー…。」

エリス「…はぁ、とりあえずガラハドはこれだけ喋れてたからダメージは見た目よりは軽そうね。…せっかくハーディスとゆっくり舟デート楽しんでたのに。」ギーコ…


こうしてガラハドは傷が癒えるまでエリスの家で居候として暮らしましたとさ。

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ガラハドはハーディスにリベンジなるか?(´ω`)

誰が一番被害者かといやハーディスかな。
せっかくデレ状態のエリスだったのに(笑)

皆そうカッカしなさんな。

J氏ことジャスティンは毎回おいしいトコ持っていってる気がする(´ω`)

2013/4/16

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あきゅろす。
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