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だってそういうことでしょう
悪趣味な通信(C×Y)※

千里×佑真
羞恥/声がまん/直人絡


大事なのはそう、の後


「もぉやだぁ!あ、あああっ」


千里さんの部屋の中に、俺のかすれた声が響いた。


「嫌じゃねぇだろ、お前のココ、俺のくわえて離さねぇもん」


こんな時の千里さんは、俺が必死で無理だって叫んでも止まらない。
意地悪に俺の感じるトコばっかり突いて、何度も空イキさせて、俺が意識を飛ばすギリギリまで追い詰める。
もはや、いつもの事である。

今日だってもう、さっきイったばっかりなのに抜かずの2回目。
バックから突かれて、雌犬みたいな格好で、ほとんどレイプされてるみたいだ。


「ひ、ああっ!も、むりぃ・・っ・!」


すっかり感じやすくなった俺のナカのイイトコロを、ごつごつ音を立てて突かれて、意識を飛ばしかけた時だった。


〜♪


へ?

初期設定から変えないままの携帯電話の着信音が部屋に響いた。

多分、俺の携帯だ。



とりあえず、無視するしかない。
だってそもそも体が震えて思うように動かないし、携帯電話までは手がとどかない。

千里さんも携帯電話ごときに邪魔されるつもりはないらしく、一瞬止まった腰はまたすぐにゆるゆると動きを再開した。

そのうちに、音が止まった。


だけど、


〜♪


一度止まった着信音は、またすぐに鳴り出した。


ちっ、

千里さんが舌打ちをして、腰の動きを止めて俺の中に入ったままめんどくさそうに手だけを伸ばし俺の携帯電話を手に取る。
そして、表示されている着信の相手を見ると・・・・



にやりと嫌な笑みを浮かべた。

・・・・まさか。

冷や汗が垂れた。
ものすごく嫌な予感がする。


千里さんはそれから、俺の携帯を無断で何やら操作をして、電話に出る。

こんな事できる相手なんて、共通の知り合いに限られる。だとしたら、



「はいもしもし?」


「・・・なんでアンタが出るわけ?」


スピーカーモードに設定された携帯電話から響いた不機嫌な声は、

直人だった。


「いやぁ、佑真は取り込み中だからさ」


千里さんは普段と変わらない声音で言いながらにやりと俺を見た。
もう嫌な予感しかしなくって、俺は必死でダルい手足にむち打ってどうにか千里さんから逃げようとする。

だけど、


「ひっ・・〜〜・!!!!」


千里さんは、逃がすまいと俺の中に、深く深く打ち付けた。
全身の力が抜けてしまう。

俺は声を洩らさないように両手で口を押さえつけ、必死で我慢するしかない。


「佑真に変わってほしいんですけど」


聞こえた?聞こえてない?

訝しげな直人の声。

むり、むり・・・!!
こんな状態じゃ話せない!

俺はふるふると頭を横に振る。


「残念。佑真はお前と話したくないって」


「は?」


ちがう、そうじゃなくて・・・!!

直人に弁解したいのに
只でさえ何度もイかされて、限界寸前だった体はがくがく震えて思うように動かない。
だらしなく開こうとする口をぎゅっと結んで快感に耐える。

直人に聞かれたら終わりだ。

だけど我慢すればするほどに無理矢理与えられる刺激が甘くて痺れるものに変わっていくみたいだ。
快感に弱い体は、堪え性がない。

千里さんは俺の前立腺をゆっくり、グリグリと押しながら平然と直人と会話を続けた。
俺はただ、堪えるしかない。

直人にバレたら、はしたなく喘ぐ声が聞かれてしまったら
そんな事したら幻滅される。


「とにかく佑真に代われよ」


直人のイライラした声が響いた。
千里さんは肩をすくめると、


「いいよ」


ぽつりとそう言って微笑。
両手で口を押さえている俺の耳元へ携帯電話を運ぶ。

・・・嘘、やだ、

こんなの、


「佑真?なんかあった?」


心配した直人の優しい声が俺に訊ねた。
心配、してくれてるのに・・!!
俺はこんな、格好で・・・っ
たらり、先走りが垂れるのが分かった。


「・・・佑真?」


なんか、なんか返事しないと・・!!
口を押さえていた両手をゆっくり外す。
もうトびそうな頭ん中と、バレたらどうしようって恐怖で体が震えてる。


「だ、だいじょうぶ」


震える声で、やっとそれだけ言った。


「佑真?」


困惑した直人の声。
勘の良い直人のことだ。違和感に気付いたのかもしれない。どくんどくん心臓が早鐘を打つ。
見えないけれど千里さんは後ろで意地悪に笑ってるに違いない。

千里さんは、崩れかけた四つんばいで堪えている俺の顔のすぐ真下に携帯電話を置いた。
そのまま、千里さんの指はだらしなく開いたままの俺の口の中に突っ込まれて舌をくにくにと弄ばれる。
唾液が糸を引いて携帯電話の上にぽとりと落ちた。


これ、これじゃ、
声だしたら、ぜんぶ聞かれちゃう・・・
けど、こんなの、がまんするの、むりだ。

なおとに、げんめつされる

働かない頭が警報を鳴らしていた。
だけど、逃げる気力も、抵抗する体力も無い。


「ふ、・・っく、は、」


千里さんが律動を再開する。
必死で我慢する。
だけど、もうイきそう、

限界まで虐めぬかれた体はもう抑えなんかききっこなかった。


「ちゃんと聞いとけよ」


俺の事はお構い無しに、携帯電話越しの直人に、千里さんは荒い息で吐き捨てた。



「・・・ホント悪趣味」



呆れたような、諦めたような直人の声。
全部、気付かれてる。

俺越しに千里さんと直人は短い言葉を交わしていたけれど、耐えるのに必死で内容を把握する余裕なんかなかった。



「ああああああああッ!!!!!!」



突然、ピンポイントで前立腺を押し潰されて、そのまま何度も何度も壊すみたいに叩きつけられる。

俺はすっかり薄くなった精液を吐き出して、
へにゃりと携帯電話の上に崩れ落ち、そのままゆっくり意識を手放した。

つー、つー、と電話が切れた後の電子音が耳元で響いていた。






 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄






「なんであんなことしたんですか・・・!!!」


怒りと恥ずかしさと後悔、その他もろもろの感情で真っ赤になって千里さんに不満をぶちまけた。


「直人は俺の親友なのに・・・」


ぐす


「ドン引きされる、どうしよう」


膝を抱えて三角座り。


「大丈夫じゃね?」


責任なんて全く感じて無さそうな千里さんは平然と言う。

イラッ


「直人はあなたと違って純粋なんです!」


俺は強い口調で、千里さんに反論する。

直人は爽やかで、こんなの、困惑するに決まってる。
きっと俺のこと軽蔑する。

汚いものを見るような目で見られたら、

『佑真ってそんなやつだったんだな』

想像の中の直人が俺に吐き捨てた。
冷や汗が背中を伝う。
・・・・ヤバイ。大問題だ。


だけど千里さんは、鼻で笑った。



「お前ホント見る目ないよね」


「へ?」


「アイツも俺と同類。・・・悪趣味だよ」


だからダイジョーブ。

千里さんは、笑った。


「どういう意味、でしょうか」


おずおずと聞くけれど、千里さんははぐらかして笑うだけ。

俺には意味がよくわからなかった。

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あきゅろす。
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