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だってそういうことでしょう
憧れのお医者さん(C×Y)※
千里×佑真
お医者さんプレイ/視姦/緊縛等。変態気味


大事なのはそうの後



ある日の夕方のことである。
俺は千里さんに呼び出されて、彼の部屋を訪ねていた。

明日は休日。セックスはここ三日間はしていない。
状況を省みるに、多分そういうことなんだけど、
隣に住んでるんだし、わざわざ勿体つけてメールで呼び出すなんて意味が分からない。

・・・どうせろくなことじゃないだろうけど。


がちゃり

合鍵で扉を開けると、



・・・・は?



「なんですか、その格好は」


白衣に黒縁のだて眼鏡。
ついでに首から聴診器らしきモノを下げた、なんちゃってお医者さんの恋人がそこにはいた。


「似合う?」


千里さんは首をかしげる。

好きな人だからって贔屓目を除いても、千里さんはカッコいい。
こんな医者がいたら、連日女の子の患者で行列ができるに違いない。

似合わないはずがない。
むしろムカつくくらい似合うんだけど・・・


「どうしたんですか、そのカッコ」


俺は千里さんの質問はスルーして聞いた。
ものっすごい嫌な予感がする。


「いや、掃除してたら出てきてさ。そういや昔、貰ったなーって」


誰に貰うんだよこんなの!!
あげたヤツ出てこい!


「ちょっと遊んでみようかなって」


遊んでみるの前には『お前で』がつくに違いない。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



遊び人だって事は知ってた。
ついでに変態だって事も知っていた。

だけど、これはどうなんだ。


「俺の事は先生って呼ぶように」


千里さんは鼻唄を歌いながら“お医者さんプレイキット”とかいうふざけた名前の袋から俺が見たことのない器具を床に並べていた。

なんだよアレ。
何に使うつもりなの。

俺はそのキットの中に入ってあった前開きの浴衣みたいな安っぽい青い検査衣を着せられベッドに寝かされている。
・・・俺、同意した覚えないんだけど。


「進藤さん、検査しますねー」


「いや千里さん俺別に悪いトコなんて」


「先生だろ」


「千里さ」


「先生。」


う。


「・・・・先生、俺別に悪いトコなんてないです。」


敗北。


「悪いかどうかは俺が調べるから」


俺が先生、って呼んだことに気をよくしたのか、千里さんはにこりと笑顔。

・・・ああもう。
こうなったら満足するまで止めないだろう。

仕方がない。
馬鹿らしいけど付き合ってやろう。
そんで早く終わらそう。


千里さんは薄手のゴム手袋をはめながら、言った。


「とりあえず触診するんでケツ出してください」


いきなり!?


「どんな医者だよ!」


俺が思わずつっこむと、千里さんは平然と言う。


「いや俺肛門科だし」


初耳だ。


「ほら、ちゃんと見せて進藤さん」


千里さんはくすくすと笑いながら言った。

くそう、
俺はこんな医者認めないからな!

しぶしぶ四つんばいになろうと後ろを向こうとすると


「あー違う違う。上向いて足抱えて」


は?


「そうしないと暗くてちゃんと見えないんで」


おいしょ、と軽い掛け声をかけながら千里さんは俺の両膝を持ち上げた。


「ちょ・・!!」


千里さんは俺の腰まで高く、それこそ真上に来るみたいにする。

自分の萎えたモノと、お尻が、目の前に

待ってこれ!
恥ずかしすぎる!!


「嫌、ちょっと止めてくださいこんなの!!」


じたばた暴れる俺。
千里さんは足を押さえつけながら鬱陶しそうに言った。


「暴れると検査ができないんだけど」


「絶対検査とかする気ないでしょ!!」


それから、絶望的な一言。


「うっせぇな進藤君。暴れるので縛ります。」


そんな医者がどこにいるんだよ!




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ぐちゅ、ぐちゅと薬と称して塗り込まれたローションが水音をたてる。

高くあげられた腰。
白い包帯で片方ずつ縛られた足は、パイプベッドの金属の棒に繋がれて、足を広げたまま閉じることも出来ない。
ついでに、と千里さんの思いつきで腕まで拘束されてしまったから、隠すことも出来ない。

・・・こんな医者、絶対いない。

俺は千里さんに全てを晒したまま、羞恥と快感にひたすら堪えるしかなかった。


「千里さ、こんなの、酷いです」


「先生、だろ」


穴の中に入っている二本の長い指が、
ぐいっ、と開かれて、中を空気に晒した。
ゴム手袋をつけているからか、いつもと違う感触がなんだか変に気持ち悪い。

ソコに息まで吹きかけられてはゾクゾクと背中を駆け上がる痺れに腰が跳ねる。

こんなに恥ずかしい目に合わされているのに、なぜかガチガチに勃起した俺のモノからはたらりと我慢汁が糸をひいて検査着の胸のあたりにシミをつくった。

我ながら、酷い。


「せ、せんせ、あんま見ないで・・っ・!!!」


あまりの羞恥に耐えかねて俺は千里さんに許しを請う。
だけど千里さんは、


「見なきゃ診断できないでしょー」


そう言って意地悪な顔で笑った。
それからごそごそと両手に取ったのは、

うそ、だろ

ペンライトと、見たことない鳥のくちばしみたいな形の、銀色の謎物体だった。
ぱかぱかと見せつけるみたいに千里さんはその物体を開けたり閉じたりする。


「な、なんですか、それ」


震える声で質問。
正直、聞きたくない。
ろくでもないものに決まってる。


千里さんは、医者らしい爽やかな笑みでにっこりと笑った。


「クスコってゆう、進藤さんの奥まで見るための道具だよ」


正直、ここまで変態だとは思わなかった。





「やだ、やだやだ!!!」


身動きできない体。
バイブとかローターとかは今までも戯れに入れられたことはあるけれど、今回のクスコとかいうのは無知だ。怖い。
それに千里さんがこんなに機嫌が良いってことは俺にとっては良くないことがおきるに決まってる。

俺は涙目で首を振るけれど、変態な医者は俺の言葉に耳を傾けるどころか、そのまま銀色のソレを俺の穴にあてがった。

つぷ、と先を埋められると
無機質な金属の冷たさに息がつまる。


「我慢して」


それでも、つるつるとした表面のそれはローションの力を借りて、ずるりと俺の中に入り込んだ。

奥まで埋まってしまうと、千里さんは事務的に言った。


「広げますねー」


広げる!?
広げるってなに!?

俺の混乱なんて歯牙にもかけず、千里さんはクスコとかいうものをカチャリとならして操作した。
その瞬間


「あ、ひっ!!!」


ぐぱ、って嫌な音を立てて、クチバシ状のそれが、中で目一杯広げられたのが分かった。

ひやりとした空気が入り込んでくる。気持ち悪い。
普段なら決して、空気に触れないそこ。
千里さんが、くすりと笑って覗きこんだ。

こんな、まさか、
広げられた中が、多分千里さんからは丸見えだ。

これ、こんなの!!


「やだぁ!!はず、かしいからぁ!」


あまりの羞恥に、俺はとうとう涙を流しながら言うけれど、千里さんはそんなの、気にしない。


「検査だから」


それから、千里さんはペンライトで広げられた俺の中を照らし、じっくりと視線を這わせ始めた。


「あ、や、あ、あ」


ペンライトの光が当たっている場所が、なんとなく熱く感じる。
奥の奥まで覗かれて、千里さんの視線が痛い。

当然自分でも見たことがない恥ずかしいソコを恋人に見られるなんて、これ以上恥ずかしいことがあるだろうか。

目を開ければ目の前に勃起した俺のモノと、クスコをぐっぽり飲み込んでいる穴、それから中を照らす千里さんが全部見えて・・・
俺は見ていられなくて、目を閉じて体をふるふると震わせた。
じくじくと、まだ満足には触られていない前立腺が疼く。

も、こんなん、早く終わらせたい!!


「すげーピンク、ぬるぬるしてて、うねうねしてる。」


千里さんはごくりと喉をならすと、言った。
そんな事言わなくていいから!

ついでに、クスコの内側をコツコツと爪の先で叩く。
弱い刺激がじんじん、広がって、俺の中が疼く。

恥ずかしくて、堪らない。
恥ずかしいのは嫌なハズなのに、感覚はより鋭敏に研ぎ澄まされていく。
このままじゃ、おかしくなってしまいそうなくらい。


「せ、先生。も、充分見たでしょ・・!」


千里さんをせかした。
このままじゃ、なんか新しいのが芽生えそう。
もう、マジで早く終わらせてほしい


「恥ずかしいのがイイくせに」


「そんな、ことないです・・・!!!」


かぁ、と顔が熱くなる。
バレてる。


「まぁ、いいや」


俺の願いが通じたのか、それとも先生呼びが良かったのか、千里さんはペンライトの明かりを消した。


それから、言う。



「治療なんだけど、お薬と注射、どっちがいい?」


気付いたら千里さんは、膝立ちになって、自身のモノを取り出していた。

涙で滲む先の千里さんは完全にSのスイッチが入ったみたいな顔をしてる。

俺は、この顔に弱い。


注射、は想像つく、けど

薬って、なんだ?

・・・まぁそもそもなんの病気なんだって話だけど。


「薬って、なんですか」


「いや、このまま奥にぶっかけてやろうかと。」


千里さんは自分のモノを2、3度しごきながら平然と言った。

つまり、

繋がりもしないまま、精液だけクスコで広げられた奥に吐き出されるってこと?
セックスしないまま、精液を排泄するだけの、物みたいに扱われて・・・


想像するだけで恥ずかしくて屈辱的で堪らない。


「こん中が俺ので汚れるトコ、ちょっと見たい」


千里さんの指がクスコで広がっている入り口をなでた。
きゅう、とクスコを締め付けてしまう。


疼くソコは無視で、ただ精液だけで汚されて

そんなの、
そんなの、


「ち、注射でお願いします!!」


自分の考えが変な方向に行くのを打ち消すみたいに、千里さんの言葉に重ね気味で言った。

ヤバイ。この変態に、俺まで感化されてきてる。


いやらしいことを考えて、想像して、
頭のどっかで酷くされるのを望んでる。

このままじゃ、俺まで変態になってしまう。


「注射、注射ね」


千里さんはちょっぴり残念そうに見える。
・・・薬の方が良かったのか。

だけど、気を取り直して言った。


「じゃあ、可愛くおねだりして」



意地悪だ、
そんなの、そんなの・・・!!

俺のモノからまた我慢汁が垂れて、今度は顎のあたりを掠めて落ちた。


「早くしないとお薬にするから」


びくり。
千里さんはやるって言ったら多分ホントにやる。
覚悟を決めるしかない。


「・・・っしてください」


「ドコに何を?」


う、
多分、この答えが気にいらないと、
このまま・・・!!

疼く俺の中。
千里さんのモノが欲しいって、ずくずくと蠢く。

俺は、覚悟を決めた。



「・・・っ、せ、せんせぇの太いので、、俺の穴にお注射してくださいっ、早く!!」




千里さんは、真っ赤な舌で唇をぺろりと舐めると、クスコを引き抜いた。




「よく、出来ました」



変態は、満足そうな笑みを浮かべている。







 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




「コレは何ですか?」


「ん?カテーテル、かなぁ」


「・・・。じゃあコレは」


「浣腸用の注射器と、手錠だね」


お医者さんセット。そう書かれた白い袋の中から出てきたのは、ナース服も含めて大量。
・・・・絶対お医者さんに関係ないものも入ってる。


「なんでこんなもん・・!!」


「だよなぁ。普通お医者さんなら包帯でやんないと意味わかんねぇよな」


いや、そうじゃなくて。

なんでこんなもん貰ったのかが聞きたかったんだけど・・・。

・・・はぁ、もう良いや。



「またしよーね」


「絶対嫌です」



俺は、お医者さんセットを千里さんの部屋の押し入れの奥の奥に封印した。
ちらっと警察セットとか、コスプレ一式と書かれた衣装ケースが目に入った気がしたけど、



・・・・見てないことにしておこう。

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