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だってそういうことでしょう
初体験ってもっと甘いと思ってた(S×H)※
信也×春樹
羞恥/焦らし/本番アリ


星に願いを、の後



暦の上では秋でもまだまだ外は蒸し暑い。

冷房の効いた室内。
カチコチと時計の音。


「大丈夫?」


「っ・・!!」


心配そうに聞いた信也に
俺は必死でこくこくと何度も頷く。

大丈夫、大丈夫だから、もう・・・!!

静まり返った室内に
俺の荒い息遣いとぐちゅぐちゅと卑猥な粘液の音だけが響いて聴覚を犯した。


膝を抱え、信也にすべてを晒している。
この格好、最悪だ。
もう30分はひたすら穴を弄られている。

消えてしまいたくなるような羞恥が、すっかり開発されたそこの感度を高める。

こんなに恥ずかしくてバカみたいな格好をしていても、女みたいに喘ぐとか、俺のちっぽけなプライドが許さない。
唇を噛み締めて声が漏れないようにと必死で耐えていた。


「ココがいいの?」


「・・・っ!!!」


こりこりと信也の二本の指が俺のイイトコロを指先でなぶる。


「・・・っわかってんなら、聞くなよっ」


声が出そうになるのを必死で押さえつけ、涙が滲んで迫力のない瞳で睨み付ける。やっと吐いた憎まれ口に、信也は困ったみたいに肩をすくめた。



 ̄ ̄ ̄ ̄


付き合い始めてから一ヶ月がたっていた。
手は繋いだし、キスもした。前戯もしてるしフェラだってしてる。

そこまでは順調に、普通の男女のカップルみたいに進んで行ったんだけど・・・


「も、大丈夫だから・・っ!!」


「ダメだって、また切れたらどうするんだよ」


そこから先が、進まない。

一度切れてしまったそこはもうとっくに完治してるんだけど、信也は俺を気遣ってるつもりなのか、
いつも俺の穴を弄くるだけ弄くって、放置。
自分だってぎんぎんに硬くしてるクセに、結局俺が手か口で抜いてやるだけで終わり。
こんなのが延々と続いている。


「春樹の痛がるとこみたくないから」


なんて口では言うから、最初のアレがトラウマになってんのかもしれない。

そう思うと俺だって責任を感じるわけで・・・・





そして今日もまた、俺は恥ずかしい格好で延々と焦らされ続けていた。
・・・本人は焦らしてるつもりはないんだろうけど。


くちゅ、ぐちゃ

信也の指はゆっくりと、見せつけるみたいに俺の穴の中を音を立ててかき混ぜる。
わざとじゃないかってくらいの水音に恥ずかしすぎて、目をそらした。



「すげ、とろとろ」


分かってるから、言うなよ・・・!!!

涙目で睨んだ俺に、信也はごくりと喉をならす。


「こん中気持ちいーだろーな」


「くっ・・・ふ」


「二本は余裕になってきた」


ぐちゃり

軽い水音をたてて信也が指を動かすと、ごり、とイイトコロがえぐられた。


「ひっ!!」


「あ、ごめん!痛かった?」


ちが、気持ちいい。
もうちょっとで、イケそうなのに・・・!!

もう挿れろよ、信也のでしてくれよ。

なんて本音はプライドが高い俺には当然言えない。
・・・これが全部の原因だなんて頭では分かってるんだけど。


俺を気遣ってる信也から出た言葉は、
無情なものだった。



「今日はこれくらいにしとこうか」


「え、」


信也は、今日もまたそう言って苦笑すると俺の中からずるりと指を抜いた。

俺は真っ裸で、指をひきぬいた信也を茫然と見ているだけ。


うそだろ?今日も?




このままでは、俺は今日もまた火照った体に一人で耐え続けることになってしまう。



て、そんなの



「ふざ、けんな」


ぐい

俺は力任せに信也を押し倒した。


「ちょ、春樹!?」


どすん。
鈍い音を立てて床に転がされる信也。
それに乗っかる俺。


もう、いい加減に限界だ。

数日間もどかしい快感に焦らされ続けた体は火照るとかそんな次元を越えている。

今すぐ信也の太いので、このぽっかり空いた穴を埋めてしまいたい。
イイトコロをぐちゃぐちゃに突かれてイってしまいたい。
そう思ってしまう俺は不純だろうか。


「ちんこ出せよ、信也」


ああこれじゃ、またいつかの再現だ。







俺は性急に信也のベルトをカチャカチャいわせながらはずすと、固くなってるそれを取り出した。

・・・やっぱりでかい。
信也のくせに。


「信也は俺ん中いれたくないの?」


ゆっくりと、ぎんぎんに硬い信也のモノを指でしごきながら聞くと、それがピクリと反応した。


「挿れたいに決まってんだろ」


顔をほんのり赤くして目をそらす信也はちょっとかわいい。
わかってる。ノロケだ。


「だけど俺、マジでお前のこと大事にしたいんだよ」


そのままぽつりと呟くみたいに言った信也。


え、


「・・・俺、多分加減できないから。無茶苦茶してしまう」


だから、慣れるまで待って

信也は困ったみたいに顔を真っ赤にして言った。


そんな事、考えてたのか。

・・・・ごくり

生唾を飲み込んだ。


信也のモノの形を確かめるみたいに2、3回撫でる。
グロテスクで、固くて、大きくて、びくびくしている。

ああ、コレが、
俺のこと酷くしたいって。


どくん、どくん


「気ぃ遣わなくていいから・・」


俺は信也のモノを後ろの穴にあてがった。
それから、ゆっくりと腰を落とす。


「・・・めちゃくちゃにしろよ」


・・・俺は、信也を犯すことに決めた。



やってくれないならその気になるまで煽ってやる。
俺が勝手にやってやる。

俺は信也の太いのでめちゃくちゃにされたい。
不純だ。


どくんどくんうるさい心臓と、
それに合わせるみたいにじくじく疼く俺のナカ。

充分すぎるくらいにぐちゃぐちゃにほぐされたソコは、信也のモノを容易にズブズブと飲み込んでいく。


「あ、あ、あ、・・・!!」


ちょっと侵入してくる度に声が漏れるのを必死で噛み締めた。
前みたいな痛みはない。
だけど、やっぱり少しの痛みは付いて回る。

穴が目一杯広がる違和感。
熱い熱い肉棒が俺のナカを侵していく。

みちみち言わせながらやっと全部を飲み込んだ時には、はぁはぁと肩で息をしていた。


「はいっ・・た」


やっと、つながった。

熱に浮かされたみたいに信也を見下ろす。
信也は眉を寄せ、目を細めて、眩しいものを見るみたいに俺を見上げていた。


「どーだよ、俺んなかは」


はぁはぁ息を荒げながら、軽く腰を揺らした。
信也は少し苦しそうな顔。



「お前が、煽ったんだからな」


信也は何かに耐えるみたいに眉を寄せ、余裕なく、痛いくらいの力で俺の腰のあたりを掴んだ。


「嫌だ、っつってもやめないからな」


ごくり。唾を飲み込む。

こんな顔、知らない。

正直すぎる俺の中はきゅうと期待で狭まる。


「やってみろよ」


どくどく期待で高鳴る心臓を無理矢理押さえつけながら、俺は渇いた下唇を舐め、信也を挑発した。

かちり、どこかで信也のスイッチが入るのが分かった。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




そのまま騎乗位で一回
正常位でもう一回。


「あ、やだっ・・・も・っ!」


「やめないっつった」


宣言通りに、信也は俺がイこうが初めて空イキきめようが、一向に腰の動きを止めたりしない。
ぐりゅぐりゅ俺のイイトコロを叩きつけ、力づくで快感を揺さぶられる。

この・・・遅漏!!!

だらしなく開いてしまいそうになる口を必死で閉じて、唇を噛み締める。


「・・・っ声、聞き、たいんだけど」


信也は、俺のイイトコロを叩きつけながら言う。


「やだ!!むり、っ!!」


必死でやだやだと頭を横にふった。
男が喘ぐとか、気持ち悪いだろ・・・!!


「だけど、声に出してくんないと気持ちいいのかわかんねぇ」


「・・・・!!!」


「ね、どう?気持ちイイ?」


ごりゅ、ごりゅ
信也は俺のイイトコロをモノの先でえぐるみたいに刺激する。


「か、はっ・・・!!!」


分かってるくせに・・!!!


「な、どう?」


ヤバイ、イきそ・・・!!


だけれど今度は、抜けるか抜けないかギリギリの浅い場所で律動を繰り返すだけで、イくには決定的に何かが足りない。

これ、焦らして・・!!


「教えろよ」


ぐっと低くなる信也の声。

ぐちゅ、ぬちゅ

なけなしの羞恥心とプライドが、働かない頭の中で拒否をする。

だけど、だけど・・・!!

信也の、く せに!!


「気持ちいっ・・・!!!気持ちいいから、イかせろよぉっ!!!!」


ほとんど叫ぶみたいにして言った。


ずぐん


「ひっ・・!!!」


そんな、いきなり深いトコ・・・!!!


「・・・・よくできました」


信也は今度こそ、手加減なしで俺の中をめちゃくちゃにしたのであった。












 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





あー、可愛いなぁ

涙でぐちゃぐちゃになって、ほとんど気を失ってるみたいに寝ている春樹の頬をなぞる。

気持ちイイの、悟られないように我慢してるのとか
声出さないように血がでそうになるくらい指噛んでるのとか
気持ちイイって言わせた時の表情とか

マジでほんと、たまんない。



かと思えば強気に攻めようとしてきたり。

プライド高いからな、春樹は。

きっと口では欲しいだなんて言えなくて、体で示そうとしたんだろう。

ホントに焦らしてるつもりなんてなかったんだけど・・・よっぽど限界だったのかな、

・・・・悪いことしたな。


頭ではそう思うのに、口元が緩むのを止められない。



結果的に焦らし続けることになってしまった一ヶ月間。

彼は俺のことを思って自分で穴を弄ったりしたんだろうか。
それとも、疼きに耐え続けたんだろうか。

プライドを全部剥ぎ取ったらどうなるんだろう

羞恥にまみれさせて、俺のちんこで何も考えれないようにして

何度もイかせてぐちゃぐちゃにしたらどうなるんだろう。

泣きながら喘ぐだろうか、
何度も何度もイって、俺にすがるんだろうか。


ああもう、ホント可愛い。




・・・・はっ!!?

だめだ。
妄想が変態くさくなってきた。
俺キモい!!!



なーんか
春樹といると好きなのに苛めたくなるんだよなぁ。

これがS心ってやつなんだろうか。
・・・・俺別にSじゃないと思ってたんだけど。





・・・新しい扉が開いてしまいそう。


とりあえず次はどうにかして声我慢出来ないようにさせよう、

春樹は羞恥で頬を染めるだろうか、
それとも健気に我慢しようとするんだろうか・・・


思春期信也の妄想は続く。

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あきゅろす。
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