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どう足掻いてもその面だけは好きなわけで

確かに私は彼女が好きである。
だけども考えてもみてほしい。
彼女は転生したとはいえ、まだ子供なのだ。
「私、せつなママが好き」
彼女のそれは両親へと向ける親愛だろう。
「私もですよ」
勿論私も、彼女に親愛を抱いているからこう答える。
「子供だと思ってはぐらかしてない?」
「そんなことはありませんよ」
私たちに、どれだけの歳の差があると思っているのか。
「嘘。目が笑ってる!」
「そんな事は」
あ。
「私の目を見て言ってよ」
彼女の瞳が私を捉えた。
破滅と誕生を司る彼の戦士の姿が一瞬だけ頭を過り、
私は言葉を詰まらせる。

どれだけ生まれ変わってもその瞳だけは、
親愛と少しずれた、愛を抱いた彼女と全く変わらない。
いくら私が保護者という立場を利用し、彼女への想いを否定しても、
その瞳に見つめられれば心が不自然になってしまう。
「私は本気だよ?ちゃんと分かってるもん」
恐ろしい。
この子が年頃に成長した時、果たして私は親愛のままでいられるのだろうか。
そして彼女が誰かと結ばれるのを笑って見送ってやれるのだろうか。
「えぇ、私も分かっていますとも。
さぁ、今日はもう寝ましょう。ね?」
取り合えず、今はこの"保護者"の立場に甘んじていたいと思う。
彼女が"好き"と言う気持ちの境界線を知るまでは。

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幼女ほたとプー様。
プー様の実年齢を考えてみたんですけど、一億以上うわなんだおまえやめr




あきゅろす。
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