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Swear by God./神にかけて誓うよ




「どうするのですか」
「何を?」
投げ捨てられた服を拾い、新しい下着を替えながらせつなは問うが、ほたるはきょとんとした様子で返事をする。
「もう戻れないって、あれほど言ったのに」
ため息をついて、せつなはブラウスを羽織る。
「戻れないんじゃないわ、戻らないの」
「貴方らしくない台詞ですね」
「……せつなが私の事どう思ってるのかよく分かったわ」
「冗談です。………っ」
動こうとした瞬間に、奥からする鋭い痛み。
慣れないそれに思わずせつなは眉をひそめる。
「動かないほうがいいよ」
「そうですね……」
立ち上がりかけた身体を再びベッドに任せる。
「………………」
身体中に赤い花びらが散る彼女の肌。
何となく首筋に唇を添えて、また新しい花びらを生み出す。
だが、唇を離すと途端に、せつなの背中に額を埋めた。
「……ごめんなさい……」
「何故謝るのですか?」
「だって……せつなを傷つけちゃった」
「……………おあいこでしょう」
それに、とせつなは付け足す。
「私は今、幸せなんです。あなたに愛されて」
「せつな………」
「もう戻れない。分かっていますか?」
せつなの問いに、ほたるは笑って頷いた。
「何度言わせるの?死ぬまでずっと一緒なんだから」
「その言葉に偽りはありませんね?」
「神に誓って」


*****

これを書く前の文が、表に堂々と置ける気がしないくらい生々しかったので自重しますた。
二人とも何した後なのかな^^

てかちょっと最近迷走ぎみですね……原点回帰原点回帰。



あきゅろす。
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