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逢わねばいいとも思うのですが
沈黙の戦士の事、私も少しは覚えている。
だからこそ私は聞いた。
生まれ変わった彼女に会いに行かなくてもいいのかと。

すると彼女は、いつも通りの無表情でこう言った。

「逢わない方が、互いのためですから」

それは寂しい事じゃないの。
言いかけた私を、彼女は初めて見る悲しげな表情で言葉を遮る。

「でも、私の中の本能は彼女を求めてしまう事でしょう。
お願いですネプチューン、どうか私が本能に負けた時は殺してでも止めてください。世界の為にも」


貴方をここまで追い詰める彼女は、
何も知らぬまま一体どんな気持ちでいるのだろう。
私は笑って引き受けながら、彼の人に少しだけ悪態をついた。

(そのまま彼女を一人にする気なのなら、私が貰うわよ?)

まるで私を敵視するように、冷たい風が吹いた。

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ネプ嬢宣戦布告が書きたくて書きました><




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