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小さな悪戯のような


5151hitキリリク マミ様へ






今日はどうしよっかなぁ……


よし!デートにでも誘っちゃお!



〜小さな悪戯のような〜




「シー君vV」


ニヤニヤした表情で、カシスは、シードルに抱きついた。


「ん?カシス?
いきなり何なのさ?」


対してシードルは、驚いてもなく、ただ平然とされていた。

カシスは、そんな態度をとるシードルに、ますます抱き締めた。


「ちょ…痛いよ。」

「なぁんで?いいじゃんか。なぁ、それよりさ、デート行かね?」

「却下」



秒殺


対するカシスの反応は、


「もしかして、シー君。俺とデートすんの嫌なの?俺のこと嫌いなの?」


今回のカシスは、哀しそうだった。
いつもなら「ちぇ、じゃあまた今度な!」っと、すぐに諦めてしまうのに。


「え?ちょっとカシス、泣かないで。君のこと嫌いな筈ないよ!」

「ほんと?」

「うん………。
…だって…僕も……す、好きだから……。」


最後の言葉は、小さかった。だが、カシスには聞こえてたらしく、パァッと、嬉しい表情になった。





「よっしゃ、じゃあ行こうかね。シー君vV」

「ぇ……うわぁ!」


カシスは、シードルをお姫様抱っこして、飛び出して行ってしまった。


カシスは、嬉しそうに、シードルに笑顔を向けた。




――もう、しょうがないなぁ……

まぁ、最近絵ばっか描いてて、夢中になっていたし



…たまには、息抜きもいいかな……



今日は、ありがとう……



心の中でそう呟き、シードルは、若干頬を紅潮させて、クスクスと、密かに笑った。




end


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