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「ひっ……!!」


たらりと尻に冷たいものが垂らされた。
ぬめりを持ったそれはローションだと解る。


「涼也、さん、怖いんだけど……」


無言で孔にローションを垂らしている山形さんに声をかける。


「…………っ!!」


つぷりと孔へ指をあてがわれる。そしてそのまま孔をなぞるように指を擦りつけた。
少しでも指に力を入れられると中に入ってしまう。

怖い。

怖い。

恐怖に引きつった顔にようやく気付いたのか、山形さんは安心させるように口元を緩めた。


「大丈夫、痛くないから」
「ほ…ほんと?」
「ああ、気持ち良く、してやる」


にこりと優しく笑った顔に騙された。
笑顔に安心して緊張した躰が弛んだ瞬間、山形さんの長い指が根元まで一気に俺の中に入った。


「―――――っ!!」


声にならない悲鳴をあげる。
ローションのお陰か痛く、は無い。
けれど気持ち悪い。
内臓を押しやられるような感覚。
入っているだけなのに、主張する指。
はくはくと浅く早くなる吐息。どっと冷や汗が額に浮かんだ。もちろん、俺のモノは達した後のままで…萎えていた。

ぐちぐちと解すように上下に指が動き始める。
動く度に孔の隙間からローションが流れ込むのか、濡れた音が大きく響き始めた。


「う…そ、つき…」


息も絶え絶えに悪態をつくと、あの人の悪い笑いを見せる。


「嘘じゃない、今から気持ち良くしてやるんだよ」
「…く……そっ」


俺がバカだった。
生理的な涙が頬をつたう。
これがセックスなら二度とするもんかっ!

固く誓った瞬間、大袈裟な位、俺の躰が跳ねた。

強すぎる快感。
それと気付くのは再び中を引っ掻く指。


「あっ、あっ」


目を見開いた俺は、信じられない快感に喘ぐしか出来なかった。

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あきゅろす。
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