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◆〜88888HIT CLEAR
6000HITリクエスト ※R18
(玩具を使って悪魔調教)
こちらの続きです。



「セルヴァはどんな玩具が好き?」

「玩具?」

そういわれて意味を計りかねる。
何せご主人様の言う事なのだ、真っ当な意味ではないだろう。

「特にこれと言ったものは…」

「そう?じゃあ俺にお任せってことで」

「え゛?」

考えうる最悪の結果じゃないか?

「楽しみにしててね♪」

そう言って笑顔で出掛けたご主人様を見送る俺は、原因不明の寒気に襲われていた。



「ああぁあ、…ッあ、あ、あぁ…」

口から漏れる言葉はもはや意味を成さない。
快楽で蕩けそうな意識を必死にご主人様に向ける。
手を伸ばそうとするが後ろ手に縛られた腕は、伸ばすどころか動かす事すらままならない。

「ごひゅ、じ、さ…まぁ」

ご主人様がこちらを見てにこりと笑う。
背中に汗が流れる感触が生々しく伝わりこれから来るであろう衝撃に腰が重くなる。
ご主人様の右手が軽く動いた。
ただそれだけ。

それだけで十分だった。

「ひぎぃあああああああああ!!!」

後唇に埋められたリモコン形のバイブが内壁を抉るように動き、掻き混ぜていく。
カウパーはまるで粗相をしたように溢れているのに根本をコックリングで塞がれていて解放される事はない。
それどころか感じすぎて、快楽を逃がすために身を捩る事すら出来ずに、与えられた快楽が全て自分の身に来る状態だ。
浅ましく腰を突き出して足を開き、何とか快楽を分散しようとするが効果は無い。

「気持ちいい、セルヴァ?」

ご主人様が甘く囁き、塞き止められている前をくすぐるように撫でた。

「…ぁめ、触っちゃ、だ、めぇ…!!!」

「どうして?気持ちいいでしょ?」

先走りで滑る幹を上下に擦る、気持ちいい気持ちいいけど出せなくて苦しい。

「や、や……、ごしゅじ、ん、さま……、出した…い」

「セルヴァのここは俺のじゃなくても満足してるけど?」

柄の部分をつかまれ強引に深く捻じ込まれ、無遠慮に内壁を犯されていく。
無機質な動きだったものがご主人様の手によってまるで別の動きをはじめる。

「あああぁぁ、あ、ぁ、あ!!」

「美味しそうに絡み付いて、いやらしいよね」

バイブを巧みに動かしつつ、はち切れんばかりに膨れた肉茎をニチュニチュと音を立てて擦りあげる。
気持ちいいのは事実なのに、足りない。
何かが埋まらない。

「俺はセルヴァに要らないかな」

笑顔で貶めていくこの人が愛おしい。
この人のモノが欲しい、こんな作り物で精を放出するのはイヤだ…。

「……………す」

「セルヴァ?」

「ごしゅじん…さ、まのでいっぱい抉って、いっぱい中で出してほし、いで…す」

ご主人様の動きが止まった事にも気付かず、ただご主人様をモノを腰を揺らしていやらしくねだる。
このままご主人様にしてもらえないかもしれないと思ったら自然と涙が零れてきた。
口の端からはヨダレを垂らして、目からは涙。
最悪に汚い。
呆れられても仕方が無い。
でも

「ご主人様じゃなきゃ、…ゃ、です」

それ以外の望みなんて1つもない。

(ご主人様がいいよぅ…)

ひっくひっくと自分の嗚咽だけが部屋に響く。
後唇を穿つバイブのモーターもいつの間にか止まっていた。

「ごめんね」

額にご主人様が優しくキスをくれる。
いつもより優しくて、ご主人様が怒っても呆れてもいないことがわかる。

「ごしゅ…じ…さ、ま……」

「自分でやっておいてこんなのに嫉妬してた」

内部に収められたバイブをご主人様の手がゆっくりと抜いてくれる。
紅く腫れている内壁はちょっとの刺激でも俺に官能を伝えてくるけど1度出てしまえば終わりだ。
ズルリと内側から取り出されたものは、俺の腸壁で濡れていやらしく光っていて恥かしい。

「今日はもう意地悪なし…ね」

あやすようにご主人様が俺の髪を撫でてくれる。

(ご主人様、ご主人様、ご主人様!)

犬のようだと思う。
主の命令に従う事を至福とする犬。

それでいいと思う。

身を捩り、ヒクつく後唇がご主人様に見えるように体勢を変える。
腕はまだ縛られた状態で顔が布団に直接ついてしまうが腰を高く上げて、邪魔にならないように尻尾を反らす。

「ごひゅじんさま…」

クスクスと笑う声がしてご主人様の手が俺の腰に掛かる。

「セルヴァはおねだり上手だね…」

そういうとご主人様の肉茎が深々と俺を貫いた。



「向かないなぁ…」

大量にそろえられた淫具を眺めながらご主人様が呟く。
今回使ったのは2種類だけだったのに、それ以上使うつもりだったのかと青褪める。

「セルヴァは好きそうなのある?」

「俺も向かないですよ…」

道具を使われるのを拒んで、ご主人様のを要求するなんてご主人様の悪魔失格だとわかってるのにどうしても嫌だった。
落ち込んでる俺の頭を抱えてご主人様の膝に座らされる。
向かい合う体勢でご主人様が唇を重ね舌を入れてくる
と、そのリズムに合わせるように俺も舌を絡める。
背中を這っていた指がさっきまでご主人様を咥えていた場所まで落ちると、指先で突くように刺激される。

「ごしゅじ、…さま…、もぅむり…で、す」

舌を吸われながらも必死で訴える。
名残惜しそうに絡めながらご主人様の舌が俺の口から出て行く。

「ここにさ、俺以外が入ってるのが許せないんだよね…。凄く嫉妬する…」

「ご主人様…」

胸がきゅうんとする。
ご主人様が俺のことで嫉妬してくれるなんて…。
嬉しい。
凄く嬉しい。

「でも凶暴な気持ちになるからちょっといいのかもね」

ん?

「そうしたらセルヴァの事いっぱい虐めてあげられるよ」

んん?

「今度はこっちも試してみようか?」

んんん?

ピシィという音がしてご主人様の右手に握られたものが床を打つ。
俺の見間違えじゃなければ、それは…。

「む、鞭…」

「セルヴァは色白いからきっと鞭の痕が栄えるよ」

そういってご主人様は妖艶に笑った。
俺はというと…、次がどうなるのかを想像して下肢を熱くしてしまいました…。

ご主人様、変態な悪魔だけど捨てないで下さい。



叶絵様からのリクエスト『悪魔調教の続編で、玩具を使った話』です。
あんまり使ってないよねー!!!
はじめは鞭打ってる話にしようと思ったんですが、初っ端から鞭書けねー!って諦めました。
そのうち本編で書けたらいいな……。
バイブとコックリングくらいしか使っていませんが、どうだったでしょうか?
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです(*´∀`*)


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