◆〜88888HIT CLEAR
80000HIT2※R18
(親友の定義を越えてる"不感症"ペア)
「ふ、あ……」
絶頂の衝撃にヒクつくアナルから自分のモノを抜き出すと、狭い内壁でかき混ぜられたローションと腸壁の溶け合った物が一緒にどろりと垂れて凄くエロイ。
これに俺の精液が混ざったらもっとエロイのにとか思うけど、ガマンガマン。
男の子の体に精液はよくないらしい。
今まで気にせず中だしとかしてたけど、俺は好きな人には優しい男だからセーフセックスね。
「ん、は、はぁ……ン、あ、は」
いまだ快楽に満たされた体が自分の意志下に戻ってこないらしい親友の為に、台所でタオルを軽く濡らすと涙に濡れた頬に当てた。
「んっ」
「冷たい?」
「ううん、気持ちいい」
冷たさに一瞬身を硬くしたが、どうやらこの冷たさが心地よかったらしい。
喜んでもらえると俺も嬉しい。
してる時は虐めたいけど、普段は優しくして一杯照れた顔みたいなぁ。
あれ、これも虐めの一種かな?
「なんか、優しくて気味が悪い」
「なんでだよ」
「だってお前もっと軽い奴だったし」
「俺は恋人には優しいの」
「恋人? だれが」
あれ?
(もしかして、いやもしかしなくてもあのアホは俺の事を恋人だと思っていたのだろうか?)
冷静になってみるとそうとしか取れない言動に、少しだけ顔が赤くなった。
別にいやだったわけじゃない。
もうこんな状況で否定していても仕方がないから認めてしまえば、きっと俺はあいつの事が好きなんだと思う。
今まで恋愛に疎かったから確実にそうだとは言えないのだが、アイツといると楽しいし、笑ってると嬉しい。
か、体を重ねるのも……嫌じゃない。
それだけが目的というわけじゃないぞ?!
それに、……アイツとしかしたくないと思うのはそういうことなんだろう。
「なに百面相してんの?」
「どわぁああ!!!」
考え事をしていた俺の背後から急に声をかけてきたのは、能天気な顔を晒す親友で。
「び、ビックリさせるな」
「ごめんごめん、なんか考えてるみたいだったからさ」
そういって笑う顔はいつもと変わらなくて、昨日の事なんて気にしていないようだった。
(俺の気にしすぎ、か)
「ちょっといい?」
「ん?」
「昨日の事で」
気にしてた!
ど、どうしよう、これでもうこの関係がおしまいだとか言われたら、絶対不感症を越えて勃起不全になる。
「これでどうよ!」
「……なんだこれ」
バーン!という効果音が聞こえそうな位、胸を張って何らかの書類を取り出した奴の顔は満面の笑みで、凄く頭が悪そうだ。
こういう顔の時、大体ろくなことをしようとしていない。
「養子縁組!」
「馬鹿なの?」
「えっ!」
「なんでいきなり養子縁組とか、いやもう馬鹿!!!」
「だって恋人じゃ満足出来ないんでしょ?」
「違っうーーーー!!!」
ゼエゼエと息を荒げながら怒鳴る俺をきょとんとした顔で見ている。
ああ、もうアホ。
この、アホの子。
もう、好き。
手遅れです、本当に(ry
「お前と恋人なのがいやだったんじゃない」
「そうなの?」
「そうなの! ただ……」
「???」
「付き合った事のない人間が『付き合ってくれ』と言われてもないのに恋人だなんて言われても分からなかっただけだ!」
「なにそれ…………かわいー」
「可愛くねぇよ、馬鹿!!!」
あまりの恥かしさに顔を抑えて床に蹲る俺に圧し掛かって耳元で囁く奴の声は
「大好き、俺とお付き合いして下さい」
「……は、い」
全てを蕩けさせる位甘いのだ。
「どこでこんなの貰ってきたんだよ」
「役所?」
「ちょっと待て、何で疑問系なんだ?」
「だって良く分からんかったから役所勤めの兄ちゃんに頼んだし」
はい?
ちょっと待て、ちょっと待て、ちょっと待て!!!
「お前、自分の事とか俺の事話したのか?!」
「うん、超好きな人が男だったので俺は養子になりますって言ったらみんなビックリしてたけど、まあいいかってさ」
「俺の方が誕生日遅いから俺が養子だ! じゃねぇ、お前んち軽っ!」
「折角だから養子になる?」
「大馬鹿!!!」
なぜか、いきなり家族公認。
引き返せない恐ろしさと、コイツとだったらまあいいかと思ってしまう自分の思考にビックリだ。
「ちょっとプロポーズっぽくない? 俺の戸籍に入ってくれーって」
「段階踏んでください」
力なく床に崩れる俺の横でやかましく笑う奴の声。
ああ、もういいや。
「好きだ」
「俺も」
幸せです、それなりに。
あんまりエロくない不感症ペア。
でも親友の定義を越えさせてみましたw
多分、養子縁組はしないと思います。
想志様リクエストありがとうございました!
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