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リク1 その4
魂を抜かれたかのように呆けた表情の店員の視線を背中に感じながら店から出ると、ポケットに手をいれてローターのスイッチを切った。
ハアハアと荒い息で俺にもたれかかるセルヴァの耳に唇を寄せ囁く。

「監視カメラの映像を修正して」

「……は、い」

俺の命令にセルヴァの目が束の間正気を取り戻し、何事かを短く呟きセルヴァが指をパチンと鳴らした。
確認は出来ないがセルヴァを信頼している為、修正の内容に関しては心配はない。

「よく出来ました」

支えた身体を引き寄せて頬に軽く口付けると、セルヴァの身体がヒクンと揺れる。
全身がかなり過敏になっているのだろう、唇が触れただけでも感じてしまうほどに。

「公園にでも寄って行こうか」

俺の言葉にセルヴァは素直に頷いた。



コンビニで時間を潰したお陰で、公園に付いた頃には深夜と言って差し支えない時間になっていた。
大分温かくなったとはいえ夜になれば肌寒く、シンと静まり返った静けさが不気味だ。

普段は子供で賑やかな公園には人気はない。

通りから死角になる腰ほどまでの茂みに入り、セルヴァのズボンに指をかける。

「ぁ……」

頬を赤らめたセルヴァが俺の指を制止しようとするけれど、その指の動きをピタリと止めた。
自分でも身体が限界なのを悟っているのだろう。

下着ごとズボンを下ろすと、ねっとりとした粘液の糸を引く。
先走りで濡れた下着は蒸れて、鼻につくのは雄の匂い。

「っあ゛ぁっ!」

「何の抵抗も無く飲み込んだね、もう準備は大丈夫なのかな?」

柔らかく熟れた後唇に指を突きいれ、内壁を指の腹で擦る。
指に絡みつく肉は熱くトロトロに蕩けて、ここに自身の雄を突き入れたらどれだけ気持ちいいだろうかと想像するだけでのどが鳴った。

「抜くよ」

指の先にコツンと当たったローターを摘んで中から引きずり出すと、ヒクヒクとセルヴァの後唇が誘うように蠢く。
収縮する肉の合間から見える桃色の秘肉が実に淫らだ。

自分の着ていた上着を脱いで地面に引くと、そこにセルヴァが寝転がるように指示する。
従順に俺の言葉に従ったセルヴァの太腿を掴んで左右に割り開いた。

羞恥で閉じようと身体を動かすセルヴァを阻むように、脚の間に身体を滑り込ませる。
硬く張り詰めたセルヴァのペニスを指で絞るように刺激すると先端から透明な蜜がピュッと飛んだ。

「あっ、ぃ、……ごしゅじ、さま」

「イきそう?」

「はぃ……」

セルヴァの赤く染まった頬にキスをしながら、ズボンの中で窮屈そうにしている自身を取り出した。
淫らなセルヴァの姿に興奮しているらしく、ペニスはフルリと揺れて先端から蜜を零す。

セルヴァの後唇に押し当てればヌチリとぬかるんだ音を立て、そこは招きいれるかのようにいやらしくに蠢いた。

「そういえば外で最後までするのって初めてだっけ?」

「そういえば、そう……ですね」

以前外でフェラをさせた事があったが、あの時は舐めるだけでセルヴァはお預けだった。
今までいやらしい事を一杯してきたが、これが初めての青姦だと思うとそれも感慨深い。

「ご主人……、様?」

不安そうなセルヴァを軽く撫でて、唇を重ねた。
そしてキスに表情が和らいでいく瞬間を見計らい、

――― 一気にその身体を最奥まで刺し貫く。

「〜〜〜〜〜っ!!!」

悲鳴も喘ぎも口の中で響き、そして消えた。
セルヴァの身体がガクガクと上下し、腹に生温かい液体がピシャリとかかる。
長い時間快楽を我慢していた身体が耐え切れず絶頂してしまったのだろう。

絶え間なく鈴口から湧き上がる精液はイキ続けている証拠だが、それに構わず抽挿を開始した。

「ひっ、んっーーーっ……!」

グチュグチュと結合部から濡れたいやらしい音を立て、内壁を抉る。
縋るように俺の背中に回されたセルヴァの指が、爪を立てて肌を甘く刺激した。

「んぁっ! は、あ、あ、あ、っん゛んっ!」

太腿を抱きかかえる体勢で深く突きいれゆっくりと引き抜くと、抜く時の刺激でセルヴァが全身をヒクヒクと震わせながら柔肉を俺のペニスに絡みつかせる。
もっと長く快楽を味わおうとしているのか、抜け出てしまうのを引きとめようとしているのか。

(両方かな)

俺の悪魔はとてもエッチだし、甘えん坊だから。

「ご主人様っ、イク…ぅっ、また出ちゃいま、す」

ガクガクと全身を揺らし絶頂を耐えるセルヴァはボロボロと涙を流して、その綺麗な顔を歪めた。
蕩けた顔も可愛いけど、虐められているかのようなその表情もたまらない。

「いいよ、イって? 一杯出しなさい」

「あ゛、ゃ、だっ、ごしゅじん、さまも…、いっしょに」

「俺のが欲しかったら搾り取ってごらん」

可愛い事を言ってくれるセルヴァの胸でツンと硬くなった乳首を指先で弾くと、ヒクンと中が締まる。
どこもかしこも性感帯になってしまったようだ。

「ん゛ん゛ぅ―……っ!」

ラストスパートで激しく腰を動かして特に感じる所を突けば、抽挿にあわせてきゅ、きゅ、と俺のペニスを締め付ける。
肉襞全体が蠢いてまるで本当に手で絞られているかのように心地いい。

近所迷惑にならないように唇を奪うと、セルヴァは舌をねっとりと絡めもっと深くまで味わおうとする。
チュウと舌を吸い甘噛みすると、期待に濡れた目でこちらを見ていたセルヴァと目が合った。

「…………、淫乱」

明らかな侮蔑の視線で吐き捨て、舌の先を歯で刺激しながら最奥を抉る。
セルヴァの身体が大きく揺れた。

「――ッ!!! ん゛ぅうう、ぅう、ぅん……っ!」

内壁が激しく収縮し、ヒクヒクと小刻みに蠢く。
2回目の射精は先ほどよりも勢いはなく、ピュッと少量飛び出した後、トロトロとペニスを伝うように零れた。

「っぐ……っ、ぁあっ」

全身を激しく戦慄かせ性を搾り取ろうとする動きに負けて、俺もセルヴァの体内に激しく射精してしまう。
本当はもう少し焦らして虐めようと思っていたのだが、めまいがしそうな程激しい快楽に太腿がブルブルと痙攣し耐え切れなかった。

(まだ若いって事かな……)

苦笑交じりに性をセルヴァの中に吐き出すと、ゆったりと腰を動かし内壁に精液を塗りこんでいく。

俺はこの行為が好きだ。
所有のマーキング行為に似ているのかもしれない、誰が見てもセルヴァが俺のモノだとわかればいいのに。

この美しいモノを穢す権利を得たのが俺である事に気の遠くなるような快楽を感じる。

「あきゅっ!」

まだ少しだけ硬いセルヴァのペニスを根本から搾り出すように押すと、ペニスの先から残滓がブチュリと醜い音を立てて漏れ出た。
淫らな音に恥かしそうに身を捩るセルヴァは酷く可愛くて、達したばかりの自身の雄が鎌首を擡げ始めてしまう。

「あ……ぅ、ご主人様の、硬く、なってる」

「セルヴァが可愛らしくて、つい、ね」

曖昧に笑い腰を引こうとすると、セルヴァが俺の腕を掴んで引き止める。
そしてモゾモゾと体勢を変えると、精液で濡れた尻をクイッと上げて誘う。

「俺の、ここ……、使ってください」

興奮を抑えたような声音で話すセルヴァは、欲望に濡れた目で俺を見つめる。

「……ここってどこかな?」

いやらしい光景に興奮しながらも、俺はわざとらしく尋ねた。

「あ、……、おれ、の、………ぉ、……お尻」

高揚し掠れた声のセルヴァの後唇から、精液がツゥと垂れる。
快楽を期待した内壁は我慢しきれず煽動を開始しているのだろう。

「……いいコ」

セルヴァの耳元でそう囁くと、俺の為に開かれた柔らかな穴に雄を突き入れた。



ゆぅ様リクエストありがとうございました!
野外ってちゃんと書いたの初めてなような……。
少しでも期待に沿えていたら嬉しいです。



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