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天然素ボケ男花道


「で?」と流川。
「ぬう……この際お前でもいいか…。ちょっと聞きてぇんだけど」

流川は着替えを始めながら黙って聞いている。

「前戯って」

流川の動きが鳴り止んだオルゴールのようにピタリと止まった。

「どうやるんだ?」
「俺に聞いてんのか」
「そうだ、お前に聞いてんだ」

真顔の流川に真剣な眼差しを向ける花道。

これより流川による個人レッスンが行われることになった。

「まず、キスをする」
「キス…キスな、うんうん」
「で、次に相手の体を愛撫する」
「あいぶ?なんだ?」
「それも知らねぇのか…」
「ぬ。悪かったな!」
「これは口で言うのは難しい」
「じゃあやってみてくれよ」
「誰に…」
「俺に!」

流川はごくりと息を飲み込み考えた。けど考えるのが面倒になり、止めた。

「いいんだな、やっても」
「おお…」


10分後



「あっ………ああっ…」
「だいたいこんな感じだ」


花道は流川に前戯が何たるかを教わり、気分が高揚していた。そして気が付けば流川に恋をしていた……
流川のゴツい手に優しく肌を撫でられ、耳にキスをされ、首筋を吸われ乳首を甘噛みされ
気付いた時にはすっかり流川に夢中になっていた。



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