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丸投げ宮城


「お前が教えてやれよ…!俺はそもそも前戯なんてしねぇんだから詳しくは分かんねぇって!」
「や、でもいつも俺がしてるじゃん?だいたい分かるっしょ?」

三井があたふたして宮城の口を押さえにかかる。

「バカバカ男が男にすんのと女にすんのとじゃ内容がだな…」

すると花道がそーっと背後から三井に近づき顔を出す。

「何をさっきからゴチャゴチャ言ってんだ?!」
「や、あのな花道…」と三井が振り返ろうとしたその時だった。

ガラガラ
部室の扉が静かに開く。一瞬ドキッとするが、顔を出したのは流川だった。

助け船が来たとばかりに三井は流川の肩を抱き「よお流川、後はまかせた」と言い残し、着替えも済まさずにトイレに行ってくると部室から出ていってしまった。

すかさずに宮城も三井の後を追う。

「あ、俺も。花道、後は流川に聞け。流川なら経験豊富だろうし俺たちより詳しく教えてもらえると思うぜ」

じゃな、と片手をひらひらさせて去っていった。

静かになった部室にはキョトンとする流川と「なんだよオメェら二人して!!」と文句を垂らす花道の二人だけとなった。




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