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三井サンの可愛さは異常。
ノンケだった俺も三井サンに人生狂わされたようなもんで…

たぶん俺以外にも被害者はいるんじゃねぇかと思う。あっ
三井サン発見ー♪
と、三井サンを見かけると
まずは絡みたくなるのが俺の心情で。


なんでかっつーと
三井サンも俺に惚れてるから。
俺にゾッコンだから。

あの人わかりやすいんだよね…必要以上に。



「みーついサン」


まずは軽く挨拶代わりに抱擁を。
この腰回りの感触たまんねぇ〜…


「うわっ…宮城…?!
だ、抱きつくんじゃねぇ…」


…ふーん。嬉しいくせに。
そんな赤い顔して言う台詞かよ?
あーもう…そんな顔他の奴にも見せてんじゃねぇだろな…。

すっげぇ見てて冷や冷やすんだけど。


「あ、スンマセン。
ついついコレが癖んなってて」


仕方ないから離れてやる。


「…おう」


あ…なに今のその残念そーな顔!!
そんな伏し目がちであからさまに残念そーにしないでくんない?

……屈んでくんなくてもいいのに。
ますますプライド傷つくんスけど?

まぁでも三井サンが髪に触れさせてくれるのは俺だけっぽいし許してやるか。

無意識にこーゆうことやってんだろうけどな、この人は。
だから憎めねぇ。



「あ、けっこう髪柔らかいんスねぇ。見た感じ硬そうなのに。ツンツンだし」

「あ、あんま触んなっ」


あれ?あれぇ?
この真っ赤な耳はなんスか?

……俺にちょっと触られただけでこんななって!!
やばい。アンタ可愛すぎますって三井サン。


「三井サン耳真っ赤……」


確信犯な俺は、三井サンのこんな反応をさらに見たくて
トマトみたく赤い耳朶に触れた。


「あっ 耳触んじゃねぇ!!」


眉間にいっぱい皺寄せた三井サンが体をよじって逃げようとする。


俺が逃がすと思ってんの?甘ぇよ。

三井サンの腕を掴んで引き寄せると、前のめりになった三井サンの肩に顎を乗せた。


アンタの赤い顔がよく見えるよ。


「もしかして感じちゃうんスか?耳」


にっこり笑ってトドメに息吹きかけてやった。「あ………やめろバカ…っ」


甘い息洩らして目ぇ細めたアンタは俺を睨みつける。

クソ…色っぽい…し。
コレじゃ俺のが赤くなるって…。


「なんでお前はそーやって俺にちょっかい出してくんの…?」


なにも耳隠して言わなくても…
そーゆうの見たくてちょっかい出してんスけどね…。


「んー好きだから」


「……あ?」



何となく口をついて出た言葉に三井サンがすっげぇ顔して驚いたから、俺はしまったと思った。


でも誰かさんと違って、ここで焦るような俺じゃない。


「や、三井サンいじんのが好きで」



「…………」


ああ……またそんな顔する。
落ち込まないでよ。
アンタがそんな風にしょげるなんて似合わない。


…好きだよ。三井サン。
大好きだ。だからそんな辛そうな顔して俯くなよ…。
ほんとナイーブだよな……アンタって。



俺も素直に好きだって言えたらアンタをこんな風に悲しませたりなんかしねぇのに。

それを言える勇気がないんだ。



俺は三井サンの寂しそうな横顔をジッと見ていた。


END.
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リョタはミッチーの気持ちに気づいているけど、わざと気づかないフリしてミッチーの反応を楽しんだりしそうです(笑)




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あきゅろす。
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