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今日は愛しい俺の恋人、三井サンと嬉し楽しい映画観賞の日。

俺の家で2人っきりで観るんだからナニをするのが前提だ。


なんの映画にしようかと2人で借りてきたものはホラー映画…。ムードよりも三井サンのリアクションを楽しむ方を取った俺。

何でって…そりゃ

ムードは自分らで持ってくるもんだろがよ!!




そんな訳で、晩飯食って風呂入って現在夜の11時過ぎ。

ソファーに2人密着して座って再生ボタンを押す。

序盤の宣伝テロップが流れてる頃までは、三井サンも余裕の顔して俺にちょっかい出してきたり、女じゃあるまいしホラー映画なんか観て怖がるかよバーカなどと強気発言を連発してたんだが…

本編が始まり、緊迫した場面になって三井サンのよく喋る口がぷっつり途絶えた。



「三井サン…大丈夫?」


「大丈夫だ…怖くなんかねぇ……」


うん、怖いんスね。
俺はヨシヨシと子供をあやすようにして三井サンを抱き寄せる。


「うわ!!!」


三井サンが声を上げたから何事かと画面を見れば、ちょうど霊がコンニチワしたところだった。俺はぶっちゃけそんな霊など眼中にはねぇ。
あるのは俺にしがみついて目をきつく閉じる三井サンのみ。


…くはっ…!!
霊より俺のが怖いってわからしてやろうかなコンニャロ

そんな必死でしがみつかれちゃ…


「宮城!!」


「はいはい。大丈夫ですって。怖いのもー消えたから…ね?」


「ほんとか…?
嘘だったらシバキ倒す」


じゃあ俺も押し倒すぞコラ?



「うん。嘘じゃないから…顔あげてみ?」


三井サンが顔を上げるのと同時に、俺は唇を重ねた。


「ん………」





この後映画観賞どころじゃなくなったのは言うまでもない。


三井サンには本当の意味での恐怖を味わってもらったっつうコトでハッピーエンド、な?(にやり)



END.


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あきゅろす。
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