「なんだ?あいつ……」
「ああ今ちょっとオセンチになってるからそっとしといてあげましょ」
夕日に照らされた赤い髪はオレンジ色に染められて、巨大な蜜柑が窓辺に転がっているようだ。しかし黄昏の後ろ姿になんとも言えない哀愁が…
「オセンチって何だよお前。あいつがそんなコジャレたもん…。病気か?」
「知るかよ…。ねぇそれより三井サン」
「あ?」
「好きだよ……好きだ。大好き。好きすぎて俺どうにかなりそう……」
ああ、病気はこいつだったかと三井の腰が引けた。
「俺がどうにかなるわ……」
(はぁ…………なんなんだよこの空気は……耐えらんねぇ……)
花道は夕暮れに目を細めて目頭を熱くさせた。
「で、流川は?」
「ああ、なんか先帰るっつってたぜ」
三井の一言で、桜木の目頭に溜まっていた涙は一筋頬を伝って流れた……
グッバイ俺の青春。
End.
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もう終わっとけドチクショウ(笑)
なんか衝動的にやりました(犯罪か)。
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