どあほう2人組
モヤモヤと湯気のたちこめる中に、ゴシゴシ洗う宮城の姿が。そして湯船につかる流川。
「よぉ、リョーちんのぼせるぞ?」
宮城の肩に腕をかけると不思議そうに見やる花道。
「いや…汗くさいなんて言われたら……ショックだし」
花道に見向きもせずひたすら洗い続ける。
「誰に?」
「彩ちゃん……」
「ぬ???」
ぬぬぬ?と宮城の様子に目を細める。
「リョーちん、さては彩子さんとよからぬことを…なんて考えてるんじゃ…」
「…………万が一ってことがあるしな」
「いや、ないだろそれは!!!」
ゲラゲラと笑い転げる花道に赤面した宮城がギロッと睨みつける。
「笑いやがったな!!お前だって晴子ちゃんに変なことするつもりなんじゃねぇのか?!」
「な!!!!」
花道はギョッとして目をカッと見開くとユデダコのように赤面する。
「ばっ…バカヤロー!!!」
《バシッ》
宮城の背中を思いきりたたく。
「いってぇな!!!」
「リョーちんじゃあるまいし!!そんなハレンチなことを晴子さんと………」
花道は妄想した。
─妄想終了─
《ズデーン!!!》
花道は盛大な鼻血を吹き出して倒れた。
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