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行動開始

PM 7:40


─1日目のハードな練習が終わり、桜木たち湘北メンバーは各々の行動を開始した─



『おつかれっしたー!!』

彩子「おっ桜木花道♪今日はいつになく張り切ってたわね♪ハイッおつかれサンっ」

スポーツドリンクを手渡す。


花道「あれ?!晴子さんは…」


彩子「晴子ちゃんなら家庭科室よ。」


花道「おおそうか!!」

“晴子さんに渡さなければ!! 俺のスペシャルプレゼンツを!!”

一目散に体育館を抜け出していく花道。

彩子「あらま」


宮城「あ…彩ちゃん」


「ん?」

彩子が振り向くと蒸気したリョータが。

宮城「あ…あの…」

彩子「あ!!!!!」


宮城「へ?!」


彩子「忘れてたわ!!!ι今日の夕食の担当はリョータと桜木花道だからね♪」

宮城「え?俺と花道…?」


彩子「そーよっ。桜木花道はもう先に行ったからリョータも急いで!みんなオナカ空かせてるからねっ」トホホ…

“ああ…だいじな話があったのにな…グスン”

彩子「さぁ行った行った♪」


彩子に背中を押されると、宮城はトボトボと家庭科室へ。





三井「おい。俺たちは?」


三井と流川が汗をハンドタオルで拭いながらやって来る。


彩子「おつかれ〜っ
自由行動でいいわよ。赤木先輩と木暮先輩とみんなは先に銭湯に行くから夕食までは自由行動〜♪」


三井「ふ〜ん。だとよ、流川。」

流川「……自由…」

三井「お前どうする?」

流川「もう少し練習するッス。」

“ほう…”


三井「なら俺も付き合うわ」


二人は仲良く体育館にとどまり、1on1を始めた。


≪ダムダム…≫




「さて、と。」

彩子は体育館を後にすると、日も沈み暗くなった空を見上げた。

(ひとつ屋根の下ってのがなんかいいな。騒々しいのが多いけど…フフ。)


くるりと向きを変えると鼻歌混じりに歩き出す。


“アイツらちゃんとやってるかな…晴子ちゃんが付いてるから大丈夫だとは思うけど…”



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