「はぁぁぁ…決まらねー!!」
髪型のセットがなかなか決まらないでいた。
「チクショウ!!
いつもはすんなり決まんのにっ」
足をダンダン踏みならしてわたわたする。
「ああ…彩ちゃん…彩ちゃんと…お、お、お泊まり…!!!
みぎゃーっ」
《ドタッ》
自分で言って卒倒する宮城。
はぁはぁはぁ…
ど…動悸が…
くるじぃ…
“ど、どうしよう…もしかしたら…俺は今宵とうとう…”
ヤラかすかもしれねぇ
お泊まりではなく合宿なのだが、彼の頭のなかは彩子でいっぱいだった。
と言うよりそれしか考えてなかった。
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