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呼吸はまだ苦しいし、頭もボヤーと鈍く重いんだけど、目と鼻の先で触れあう貴方がいて…私はホント幸せ者です。
つらいよりも嬉しい、楽しい、幸せのが大きいんだ。
みっちゃんってスゴい人だね、ほんとに。
「今日はありがとね」
私は心の底からこう思う。きっとこれからも沢山のありがとうを……。
「おう。」
みっちゃんが顔を上げて、布団の中から顔を出す。
今度は逆に私がみっちゃんの胸に顔を埋めたりして。
あったかい…そして大きな胸。頼もしい。
「今度こそおやすみ、みっちゃん」
「ん。」
目を閉じてから
いつ眠りに落ちたのかは分からないけど、そのあとも何度かみっちゃんが起きたのを覚えてる。
そして私の額にアイスノンを当ててくれたり汗をふいてくれたりしたことを、朧気ながらも覚えてる。
次の朝、私の熱は下がり見事に回復していた。
そんな私の隣ではみっちゃんが荒い呼吸で真っ赤な顔して寝ていた。
まさかと思って額に手のひらを当てたら……やっぱり。
私の熱は見事にみっちゃんに移ったらしい。
…ごめんね、みっちゃん。
「んぁああ…頭痛ぇ……っ
寒気が……ゴホッ」
今度は私が看病いたします。
END.
あっまーい(笑)
優しいみっちゃんで勝負しました(何)そして相変わらずのヘタレっぷり…(笑)
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